【墨彩画作品 雀と紫陽花】作品が仕上がるまでの裏事情

墨彩画 紫陽花と雀

 

墨彩画 「すずめと紫陽花」 23.4×26.7cm

 

こんにちは。

墨彩画家でセラピストの桂颯(けいそう)です。

 

今回は

【墨彩画作品】「すずめと紫陽花」をアップいたしますね。

 

グリーンパウゼのお庭では、ピンクの紫陽花が満開に咲いていて、

 

毎日、「描いて描いて」と訴えてきます。

隣には、百合(カサブランカ)がつぼみをどんどん膨らませて、

開花を待っていますし、

先日、菖蒲園で写真を撮ってきた花菖蒲も順番待ちで、

描かれるのを待っています。

やはり、どうしても、これは描かなくてはいけない。

季節は待ってくれないのです。

というわけで、

今回は、紫陽花を頑張って作品にいたしました。

 

以前、「額紫陽花」を没骨法(もっこつほう)で描いていますが、

【墨彩画作品集 額紫陽花】額紫陽花を没骨法で描く

 

今回のピンクの紫陽花は、鉤勒法で描きました。

お花の印象は、描き方で、随分、印象が変わりますね。

 

本当のことを言うと、紫陽花を描くのは、少し苦手。

 

お花と葉っぱのバランスをとるのが、難しいからです。

 

お花も葉っぱも、同じようにくっきり描いてしまうと、

画面は、まとまりを欠いてしまいます。

また、ピンクの紫陽花の花と喧嘩しない葉っぱの色選びも

なかなか大変です。

そこで、全体に、ふんわりやわらかく表現することにしました。

一般的な墨彩画では、あまり見ない表現かもしれません。

 

でも、これだけだと、どうも、物足りなさを感じます。

 

そこで、すずめちゃんに登場していただき、

画面をぎゅっと引き締めてもらいました。

うん。

こちらの方が、いい感じ。

 

という経過をたどって、

この作品が仕上がりました。

 

せっかくですので、紫陽花つながりということで、

先日、武蔵村山南公園で撮影した紫陽花を

ご紹介させていただきますね。

最近、よく見かけるようになった、この紫陽花は、

「カシワバアジサイ」と言います。

葉っぱの形が、カシワの葉に似ていますし、

お花も円錐形をしていて、特徴的ですね。

秋には、このカシワのような葉っぱが

紅葉して、とても美しいのです。

いつか、描いてみたい紫陽花です。

 

さて、今回は、

「すずめと紫陽花」の作品と、

武蔵村山市で撮影した紫陽花の写真を

ご紹介させていただきました。

最後まで、ご覧いただきありがとうございます。

また次回、お会いしましょう。