墨彩画 27、5 ×24、5cm 麻紙 2021年
墨彩画で牡丹を描く方法には、いくつかある。
白浪先生から習った方法は、中国伝統の描き方だ。
しかし自在に筆を操れないわたしには、至難の技だ。
あまりに早い先生の筆捌きについていけない。
そこで、中国から牡丹の描き方について書かれている本を取り寄せた。
無論、中国語はわからない。けれど、順番に描かれているので、十分参考になった。
しかし、それでもどうしても、技術がついていかない私には、2年間描けなかった。
しかも、その技法で描かれた牡丹は、私の描きたい牡丹ではない。
そこで、今度は、YouTubeで色々検索して、自分に合った描法を探し出した。
そして、ようやく自分の描きたい牡丹に近い絵を完成させることができた。
ふんわりと優しい花びら、心が癒される墨彩画に近づいた。