天井画下絵8点

ある業者さんから、鶏、夜顔、木蓮、大菊、松、紫陽花、鶴、小菊の8つの題材で
天井画デザインのご依頼を受けたので、原画パネルを作成いたしました。

天井画パネル8点

宮崎県高千穂にある天岩戸(あまのいわと)神社で撮影した東天紅(とうてんこう)という日本鶏をモデルにしました。
天岩戸神話で、お隠れになった天照大神に出てきてもらうために鳴かせたとされる鶏です。
羽の色が大変美しいので、題材に選びました。

誇り高く美しい雄鶏の横で、おっちょこちょいの雌鳥は、ミミズと間違えて、雄鶏の足をつつこうとしています。

パネルを横から見た図

夜顔

夜顔は、朝顔の仲間ですが、夕方開いて翌朝しぼむ、夜開性の花です。
葉っぱの色を暗めにして、夜を表現してみました

木蓮

美しいピンク色の木蓮画面いっぱいに咲き誇るイメージにしました。

大菊


高幡不動尊の菊まつりで撮影した実在の大菊をモデルに描きました。

紫陽花

青系とピンク系の2色の紫陽花を描きました。

松に雪を積もらせてみました。
真っ白い雪を入れることで、清々しい雰囲気になる気がしました。

日本では、鶴は、昔から縁起が良いとされています。
それは、鳥の中でも長生きの鳥なので、長寿の象徴とされていること。
また、鶴は、同じつがいで一生添い遂げるとされていて、
夫婦円満の象徴とされていることなどが理由です。
そこで、今回の鶴のテーマは、「夜明けのつがいの丹頂鶴」としました。
清々しい夜明けに、つがいの鶴が、仲良く求愛ダンスを踊っています。

小菊

赤い背景のご指定がありましたので、参考図に近づけて描いてみました。

下絵

ジャケット版のパネルに描きましたが、丸く切り抜ける構図になっています。