【墨彩画作品集 ピンクのバラ】バラの香りのパワーは凄いのです!

墨彩画 ピンクの薔薇
ピンクの薔薇

墨彩画「ピンクのバラ」 24.5×27.5cm 麻紙

 

こんにちは。
墨彩画家でセラピストの桂颯
(けいそう)です。

今回は、
グリーンパウゼのお庭に咲く

ピンクのバラの花を描きました。

購入したのは、随分前なので、バラの種類は覚えていませんが、
このバラの花は、とても良い香りがします。

その香りは、アロマテラピーで使われる

ローズオットーの香りに大変似ています。
なので、描いている間中、バラの香りに包まれて

幸せな気分でいることができました。

実は、このバラの香りには、
素晴らしい効果があるんですよ。

せっかくなので、
今回は、バラの香りが持つ効果について、お話しましょう。

目次

オールドローズとモダンローズ

ピンクの薔薇

↑ 今回モデルになってくれたバラ

バラの品種を大きく分けると、

オールドローズとモダンローズの2種類があります。

1867年、育種家ギヨーが、四季咲きのバラ「ラ・フランス」を生み出して、
バラの世界は大きく変わりました。
それまでのバラは、一季咲きのバラがほとんどだったからです。

「ラ・フランス」が登場した1867年を境に、

それまでに作られた系統のバラを「オールドロース」、

それ以降に作られた系統のバラを「モダン・ローズ」と

呼び分けるようになりました。

それまで、一年に一度しか花を咲かせなかったバラが、
年に何度も花を咲かせるようになったのですから、
「ラ・フランス」の登場は、衝撃的だったことでしょう。

ちなみに、
うちのバラは、四季咲きですので、モダンローズですね。

アロマテラピーで使われる精油「ローズ」は、
オールドローズのダマスクローズという品種です。

つまり、オールドローズは、
人工的に交配して作られる前の
原種に近い品種なので、自然の香りがするのでしょう。

実際、モダンローズの登場により、
バラの香りは、多様性を持つようになったようです。

バラの中には、全く香りのしないバラもあるんですよ。

うちのバラは、ダマスクローズに大変近い香りがしているので、
とても気に入っています。

バラの香りについてお話する前に、
まずは、アロマテラピーについて簡単に解説しておきましょう

アロマテラピーとは

精油

上の写真は、ニールズヤードというメーカーの精油たちです。

サロンで、アロマトリートメントを行う際に使っていました。

残念ながら、ローズオットーは、使い切って捨てちゃいました。

 

アロマテラピーとは、ハーブや香木などの植物から抽出した精油
(エッセンシャルオイル)を使って行う自然療法です。

「アロマ」は「芳香」、「テラピー」は「療法」を意味します。

精油は、100%天然成分からなり、

この成分には、心身をリラックスさせたり、

自然治癒力を高める作用があります。

つまり、植物の力を利用して心身の不調を改善したり、

病気の予防に役立てているのです。

アロマテラピーの歴史は古く、なんと紀元前3000年ごろから、
この香りの効果が利用されていたことがわかっています。

古代ギリシャの名医、ヒポクラテスも、

香油によるマッサージを推奨していたそうですから、凄い!

 

西洋では、こうした植物の香りの効果が早くから認められていたのですね。

アロマテラピーでは、精油をつかったオイルマッサージがよく行われます。

私は、初めて、精油によるハンドマッサージを受けたとき、
衝撃を受けました。

「なんだこれー!!! 気持ち良すぎー!!!!」

全身マッサージを受けたとき、
「あまりの心地よさに、頭が真っ白になり、いびきをかいて爆睡」

すっかりはまってしまいました。

そんで、マッサージを受ける側から、施す側になったわけです。

精油ローズの力

 

アロマテラピーの精油は、

圧搾法または蒸留法により抽出されます。

ローズ精油1滴抽出するのに、

なんと、ダマスクローズ50~150本の花びらが必要とされるので、

大変高価です。

しかし、その値段に十分値する効果を期待できるというのが、
セラピストとしての私の感想です。

お花の豪華さから言えば、
牡丹やシャクヤクが有名ですが、

アロマテラピーでは、
ローズの優しく甘く官能的な香りは、「花の女王」と言われています。

ローズには、月経不順やお肌の不調に効果があります。

しかし、ローズの香りの本当に素晴らしいところは、
魂に対するスピリチュアルな効果です。

虐待を受けたり、愛する人を亡くしたりして、深く傷ついた心を癒し、

冷え切った魂を温めながら、生きる力を呼び起こしてくれるのです。

私は、セラピストとして、精神的に疲れきっているお客様に、
このローズを使って、フェイシャルトリートメントをよく行いました。

施術後、明るい笑顔になられると、本当にうれしかったものです。

なので、私には、バラの香りには、
特別の想いがあるのです。

さて、今回はここまでです。

最後まで、ご覧いただきありがとうございました。

また次回、お会いしましょう。