【顔彩で描く絵手紙シリーズ】ミニトマトの描き方:トマトの驚くべき効果とは?

今回は、「顔彩で描く絵手紙シリーズ」として
「ミニトマト」の描き方をお届けします。

今回の絵のモデルは、植えたわけではないのに、
勝手にうちの庭に出てきて、
可愛らしい実をたくさんつけてくれた
ミニトマトです。

ちゃんと面倒をみてあげていなかったので、
のび放題で、整然と実をつけていないのですが、
自分で育てるミニトマトには、愛着がわくんですね。

せっかくなので、
青い実から徐々に赤く塾していく過程の
ミニトマトを描いてみました。

そして、今回のもう一つのテーマは、
「トマトの驚くべき効果とは?」です。

野菜の中でも、リコピン豊富なトマトは、
女性に大人気。

ところで、リコピンって何?

そんな素朴な疑問から、
トマトに関する興味深い情報まで
盛りだくさんでお届けしようと思います。

トマトについての知識が増えると
あら不思議!
描くときの想いがぐっと高まって
うまく描けるようになります。

ぜひ、最後までお楽しみくださいね。

トマトに関する知識が深まったところで、
描くポイントを2つ解説し、
その後、描き方動画をご紹介します。

動画は、全ての行程を省略せずに、
丁寧にわかりやすく作成していますので、
ご覧になれば、ほぼご理解いただけると思います。

盛りだくさんの内容ですので、
最後まで、ゆっくりお楽しみくださいね。

目次

トマトとミニトマトの違いって何?

実は、トマトとミニトマトは、
重さで区別しているのです!

40g以上の重さがあるものが、トマト。

40g未満のものが、ミニトマト。

いたって、シンプルですね。

トマトの中でも、150gまでの重さのものが、中玉トマト(ミディトマト)。
150g以上の重さのものは、大玉トマトと呼ばれています。

トマトとミニトマトを比較してみると、
トマトの皮は、薄くてやわらかいのに対して、
ミニトマトの皮は、厚くて固いのが特徴です。

また、トマトは、甘味と酸味のバランスが良いのに対して、
ミニトマトは、甘味が強いものが多い。

なるほど。確かにそうですね。

でも、うちのミニトマトは、甘くなく酸っぱい!

いつもオリゴ糖をかけて食べていましたよ(笑)

トマトとは?

👀 Mabel Amber, who will one dayによるPixabayからの画像

トマトは、ナス科トマト属の緑黄色野菜です。

原産地は、南アメリカのアンデス山脈高原地帯。

16世紀に、スペイン人が、
ジャガイモやトウモロコシなどと共に、
ヨーロッパに持ち帰りました。

でも、当時は、有毒のベラドンナに似ていることから、
毒をもっていると思われ、観賞用とされていました。

食用になったのは、18世紀と言われています。

最初に、トマトを食べようと思ったのは、
イタリアの貧困層の人たちです。

それから試行錯誤を重ね、
200年もの歳月をかけたのち、
トマトは、イタリア料理には欠かせない食材となっていったのです。

日本に伝来したのはいつ?

stanbalikによるPixabayからの画像

トマトが日本に伝わったのは、
17世紀半ばと言われています。

日本に初めて伝えられたトマトは、
「ほうずきより大きい」程度の
小さい種類のものだったようです。

四代将軍徳川家綱のお抱え絵師であった
狩野探幽が「唐なすび」として描いているそうです。

また儒学者貝原益軒の「大和本草」で
「唐ガキ」として紹介されているそうです。

昔は、トマトって呼ばれてなかったんですね。

日本でも、当初は観賞用で、
食用になったのは、明治以降と言われています。

でも、最初は、強いトマト臭が嫌われて
なかなか広まっていかなかったようです。

広く一般の人が食べられるようになったのは、
昭和に入ってから、特に第二次大戦後からなんですね。

昔のトマトは、今みたいに美味しくなかったんでしょうね。

トマトの凄い栄養と効果とは?

トマトは、低カロリーでありながら、
美肌効果や風邪予防に効果的なビタミンC、
老化を予防するビタミンE、
高血圧を予防するカリウム、
腸内環境を整える食物繊維などを
バランス良く含んでいます。

特に注目されているのが、カロテノイドの仲間であるリコピンです。

トマトのリコピンって、よく耳にしますが、
具体的に、どういうもので、
どういう効果があるのかご存知ですか?

リコピンの驚きの効果とは?


リコピンとは、トマトに含まれる赤い色素のことで、
強い抗酸化作用を持っているんですね。

抗酸化作用って、どういうこと?

私たちは、生命活動を営む上で、
酸素は必要不可欠ですが、
体内に取り込まれた酸素の数%は、
活性酸素になると考えられています。

活性酸素は、免疫機能を高めて、
体内の感染防御にとって重要な役割を果たしていますが、
増えすぎると、

1、細胞を傷つけて、老化を進行させたり、
がんを発生させる
2、皮膚細胞を傷つけ、シミ、シワ、肌荒れを生じさせる
3、生活習慣病などの原因になる

と言われています。

リコピンには、この活性酸素を消去する能力が
非常に高いんですね。

それで、リコピンには、
がんや生活習慣病予防、美容効果があると
言われるんですね。

実は、リコピンは、トマトよりもミニトマトに
多く含まれてるんですって!

リコピンを効率よく摂るには?

SecurityによるPixabayからの画像


リコピンには、二つの性質があります。

1、熱に強い

2、脂溶性であること

この二つの性質により、
リコピンは、加熱したり、オイルと一緒に食べた方が、
吸収率が数倍高くなるんですね。

つまり、パスタやピザなどに見られる
オリーブオイルとトマトの組み合わせは、
ベストカップルというわけです。

トマトに関する面白雑学をあげたら
キリがありませんので、
そろそろ描き方ポイントについて
解説しますね。

描き方ポイント

1、3つの色を混色して、トマトの熟度を表現

 若葉、鮮光黄、上朱の3色を
絵皿の中で、少しづつ混色しながら、
ミニトマトの着彩を行います。

熟していない青いトマト→完熟した赤いトマトは、
若葉→若葉+鮮光黄→若葉+鮮光黄+少しの上朱→鮮光黄+上朱→上朱

という風に、徐々に赤みを強くして表現します。

2、右上から射す太陽の光が
トマトに反射しているようすを
胡粉を点で塗ることで、表現します。

この胡粉が入ることで、
トマトの赤みが強調され、
イキイキとした表情が出てきます。

描き方動画

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そこで、ご登録や高評価ボタンを押していただけると幸いです。

Youtubeの「桂颯」「さわやか墨彩画教室」では、

他にも、さまざまな描き方動画を

アップしていますので、お気軽にご覧いただけます。

そして、Youtube動画の詳しい解説は、

こちらのブログで行なっています。

つまり、両方をご覧になると、

しっかりご理解いただけると思いますので、

よろしくお願いいたします。

まとめ

RitaEによるPixabayからの画像

今回は、「顔彩で描く絵手紙シリーズ」として
「ミニトマトの描き方」をお届けしました。

まず、トマトに関する面白情報
「トマトとミニトマトの違いって何?」
「トマトとは?」
「日本に伝来したのはいつ?」
「トマトの凄い栄養と効果とは?」
「リコピンの驚くべき効果とは?」
「リコピンを効果的に摂るには?」に
ついて解説しました。

次に、「描き方ポイントを二つ」説明し、
最後に、描き方動画をご紹介しました。

いかがだったでしょうか?

今回は、ここまでです。

最後までご覧くださり
ありがとうございました。

また次回、お会いしましょう!