【顔彩で描く絵手紙シリーズ】立葵の描き方:「焦らず、慌てず、一歩づつ」の極意とは?

こんにちは。
墨彩画家でセラピストの桂颯(けいそう)です。

今回は、「顔彩で描く絵手紙シリーズ」として
「立葵の描き方」をお届けします。

太い茎がまっすぐ、2m近くにまで伸びて、
下から上に向かって、順々にお花を咲かせていく立葵。

梅雨のはじまりに咲き始め、
梅雨が明ける頃に花が終わるので、
「梅雨葵」(ツユアオイ)とも呼ばれています。

ピンク、黄色、赤、紫など、
色とりどりのハイビスカスに似たお花が咲きます。

立葵の花を見ると、夏の訪れを感じますね。

今回は、ピンク色の立葵を描きます。

初心者にも描きやすいように、
シンプルな下絵で彩色も難しくありませんので、
ぜひ、描いてみてくださいね。

まずは、いつものように、
立葵の植物情報を解説します。

立葵のしべは、とても面白い戦略をとっていますので、
ぜひ、お読みくださいね。

続いて、もう一つのテーマである
絵手紙に書いた文章
「焦らず、慌てず、一歩づつ」について
お話しします。

これは、立葵のお花が、下から順々に開いていくことに
ヒントを得て、書いた文章です。

何か大きな目標があるとき、
初めてのことに挑戦するとき、
この「焦らず、慌てず、一歩づつ」の極意を覚えておくと
落ち着いて、対処できます。

何故でしょう?
その理由について、じっくりお話したいと思います。

今回も、内容満載なので、
最後まで、ゆっくりご覧くださいね。

立葵って、どんな植物?

立葵は、
アオイ科の多年草

原産国は、中国〜地中海沿岸

日本には、薬草として持ち込まれたと言われています。

草丈は、1〜2mにも達し、ハイビスカスに似た花を
下から上に向かって、順々に咲かせます。

開花時期は、6〜8月の頃。

梅雨入り頃から茎の下の方から花が咲き始め、
徐々に上の方の花が咲いていき、
一番上まで咲くと、梅雨が明けると言われています。

別名「梅雨葵」(つゆあおい)とも呼ばれています。

花の色は、白、赤、ピンク、オレンジ、紫、褐色など豊富で、
一重咲きと八重咲きがあり、園芸に人気のお花です。

立葵のユニークな戦略

一重咲きの立葵の花びらは、
ちょっとわかりづらいですが、5枚です。

Manfred RichterによるPixabayからの画像

お花の中央に見えるのは、しべですが、
二段階に成長するという、
ユニークな戦略をとっています。

上の画像の立葵の中心に見える円柱状のものは、
おしべで、たくさんのおしべの花糸が束になっていて、
花粉で覆われています。

花びらに花粉が落ちていますね。

このおしべの円柱は、中が空洞になっていて、
花粉が出尽くした頃、
この円柱の中から、まるでタケノコのように、
めしべの柱頭がニョキニョキ顔をだしてきて、
ぱあっとイソギンチャクのように
細い糸状の形で広がります。

このように、
最初に、おしべが成熟して花粉を撒布し、
その後めしべが顔を出して成熟することを
「雄性先熟」と言います。

つまり、おしべが出ている間に、
虫に花粉を媒介してもらって、
他の花のめしべに受精させようという戦略です。

これは、自家受粉を避け、
他家受粉をさせるための植物の知恵なんですね。

面白いですね。

描き方動画

この動画が役に立ったと思われたら、

ぜひ、ご登録をお願いします。

プロフィールのところにあるYoutubeボタンをクリックすると、

Youtubeに飛ぶことができます。

そこで、ご登録や高評価ボタンを押していただけると幸いです。

Youtubeの「桂颯」「さわやか墨彩画教室」では、

他にも、さまざまな描き方動画を

アップしていますので、お気軽にご覧いただけます。

そして、Youtube動画の詳しい解説は、

こちらのブログで行なっています。

つまり、両方をご覧になると、

しっかりご理解いただけると思いますので、

よろしくお願いいたします。

焦らず、慌てず、一歩づつ

立葵には、たくさんの実ができることから、
花言葉には、「大望」「野望」 「豊かな実り」があります。

この花言葉は、立葵にたくさんの実が生じることに
由来すると言われています。

茎の下から、順々にお花を咲かせていく姿も、
「大望」に向かって、一歩一歩着実に進んでいるように見えますね。

今回は、そんな立葵の様子から、
絵手紙の文章を思いつきました。

勉強、仕事、趣味など、何事においても、
「焦らず、慌てず、一歩づつ」の姿勢は、
とても大事なような気がします。

このページをご覧になっている方も、
お絵描き初心者の方が多いと思いますので、
送らせていただきたい言葉です。

昔、学生時代に出会った優等生たちは、
どこか、共通したところがあったように思います。

それは、いつも涼しい顔をしていて、
落ち着いていたということです。

私のように、試験前にあたふたして徹夜するわけではなく、
夏休みで遊び呆けることもなく、
いつも淡々とやるべきことをやっていたように思います。

そんな彼らを「かっこいいなあ」と憧れつつ、
私は、人種が違うんだろうくらいに思っていました。

例えば、高校時代に知り合った友人Aは、
常に学年トップ。
ちっとも偉そうなところがなく、
いつも笑顔でのんびりしていたので、
入院するまで、重い腎臓病にかかっていて
一つ年上であることすら、全く気がつきませんでした。

お見舞いに行ったとき、
彼女は、普通に「相対性理論」を読んでいて、
変わらない笑顔でわたしを迎えてくれたのを
鮮明に覚えています。

命に関わる重い病気にかかっていたら、
それだけでも、わたしなら泣いて過ごしていたことでしょう。


今思えば、彼女には、物理学者になるとか、
研究職につくとか、
大きな夢があったのだと思います。
その夢に向かって、
できることをできる範囲で頑張っていたのだと思います。

尊敬できる友人でした。

国語が得意で、常に学年トップでありながら、
数学が苦手だった友人Bは、
「わたし、夏休みの間に、数学を頑張るわ」と
ニコニコ笑いながら、
図書館で参考書を10冊借りていったのです。

そして、夏休み明けの試験で、
見事、数学のトップに躍り出たのでした。

でも、夏休みの間、友人Bが眉根に皺寄せて、
悲壮な顔で頑張っている姿は、全く想像ができません。

おそらく、淡々と参考書を片手に、
毎日、数学の問題を楽しそうに解き続けたのだと思います。

二人とも、ちっとも気負ったところがないのです。

ごくごく自然に、勉強していたのでしょう。

ずっと「何故だろう?」と不思議に思っていました。

要領の悪いわたしが、長い間の挫折と失敗を繰り返した後で、
ようやく気がついたのが、
この「焦らず、慌てず、一歩づつ」の極意でした。

何事においても、何か大きな目標を達成したいならば、
「焦らず、慌てす、一歩づつ」しかないのだということに。

二人の優等生は、調子の良い時も悪い時も、
どんなときもクールに、怠けずに、
淡々と日々の勉強を継続していたに違いありません。

どんな目標にも、近道はないのです。

コツコツ、倦まず弛まず、あゆみ続けることこそが、
達成への一番の近道であり、
目標の達成率が高いのだということに
気がつくのに、随分時間がかかってしまいました。

そして、絵の上達も同じです。

絵を習い始めたばかりのころ、
あまりの下手さ加減に「わたしには無理なのかも」
と挫折しかけていると、
先生は、いつも「一歩一歩よ」と声をかけてくれました。

「焦らず、慌てず、一歩づつ」で
淡々と、絵を描き続けることこそが、
一番の上達の早道なのですね。

みなさんも、一緒に頑張っていきましょう!


まとめ


今回は、「顔彩で描く絵手紙シリーズ」として
「立葵の描き方」をお届けしました。

まず、立葵の特徴やしべのユニークな戦略について
解説いたしました。

その後、もう一つのテーマである
目標達成の極意
「焦らず、慌てず、一歩づつ」について
お話ししました。

いかがだったでしょうか?

今回は、ここまでです。

最後まで、ご覧くださりありがとうございました。

また次回、お会いしましょう。