こんにちは。
墨彩画家でセラピストの桂颯(けいそう)です。
今回は、「顔彩を使った絵手紙シリーズ」として
「ナスの描き方」をお届けします。
ナスと言えば、
天ぷら、味噌シギ、ナスの浅漬けなどなど、
夏の美味しい食材というイメージですよね。
夏には、毎日食卓にあがるほど
私の大好きなお野菜です。
でも、視点を変えて、
よくよく眺めてみると、
とても美しいモチーフであることに気がつきます。
つやつやと弾力があり、黒紫色に輝く茄子肌、
くるっと跳ね上がった可愛いヘタ。
ナスを描いてみようと思って眺めると
一味違った印象に見えてきます。
スーパーで買ってきた茄子をそのまま描いても良いのですが、
今回は、畑で育っているナスとして、
描いてみることにしました。
コロンとぶら下がっているナスって
可愛くないですか?
残念ながら、近くにナスを植えている畑はないので、
買ってきたナスをモデルにして
ネットに出ていた畑のナスを参考に
描きました。
絵手紙用にシンプルにアレンジしていますので、
簡単に描くことができます。
ぜひ、お試しください。
動画は、すべての行程を省略せずに
わかりやすく丁寧に作成していますので
ご覧になれば、ほぼご理解いただけると思います。
まずは、いつものように植物としてのナスの情報、
ナスの栄養、効能効果について
解説しますね。
その後、描き方動画をご紹介します。
今回も、盛りだくさんの内容なので
ぜひ、最後までお楽しみくださいね。
目次
ナスとは?
ナスは、ナス科ナス属の一年性植物
原産地はインド原産
日本では、一年草として畑で栽培されていますが、
原産地の熱帯地域では、
多年草で木のように大きく成長するそうです。
名前の由来
伝来していた当時は、
「夏の実」と呼ばれていましたが、
それがなまって、「ナスビ」になり、
「ナス」に変化したと言われています。
また「成す」「生す」という言葉を連想させるので、
縁起の良い野菜として親しまれてきました。
ナスの開花時期は6〜10月ごろで
花が咲いてから2〜4週間後に収穫されます。
昔は、ナスは秋野菜といわれていて、旬の時期は秋でした。
「秋茄子は嫁に食わすな」ということわざがありますね。
これは、ナスは体を冷やす野菜なので、
赤ちゃんを産むお嫁さんには食べさせないようにしようという優しい意味と
美味しいから、憎いお嫁さんには食べさせないという意地悪な意味の
二つの解釈があるんですね。
うーーむ。
ナスが紫色の理由とは?
ナスの皮には、
「ナスニン」という紫色の色素が多く含まれています。
ナスニンは、アントシアニン色素の仲間です。
アントシアニンといえば、青紫系の天然色素で、
ブルーベリーや黒豆、葡萄などに含まれていて、
眼精疲労や目の老化予防に効果があることで有名ですね。
でも、植物にとってのアントシアニンにも、
大切な役目があります。
それは、紫外線から果実を守るという役目です。
植物は移動することができません。
光合成をするために、日光を浴びる必要がありますが、
同時に紫外線も受けてしまいます。
そこで、紫外線によるダメージから身を守るために、
紫外線を吸収するナスニンを
外側の皮に集めているというわけです。
なるほど!
ナスの紫色には、大事な役目があったんですね!
一度も成功しなかったナス栽培!
ナスは、家庭菜園の定番で、比較的簡単に育てられる。
と言われています。
独身の頃、アパートのお隣さんがプランターでナスを育てていて、
たくさんの実を収穫していたので、
私もいつか育ててみようとずっと楽しみにしていたのです。
で、これまで何度もチャレンジしてきましたが、
一度も成功したことがありません。
病気になって、苗のまま枯れてしまったり、
一個しか実がつかなかったり、
しかも、その実は虫食いだったりと
良い結果にならないのです。
多分、水やりや肥料やり、土作りなど、
真面目にやらなかったからだと思います。
面倒くさがり屋の私には、
簡単に育てられない野菜のようです。
九州のナスと東京のナス
ナスには、さまざまな品種がありますね。
千両茄子、長茄子、大長茄子、丸茄子、小茄子、米茄子などなど。
私が育った九州では、長茄子〜大長茄子が一般的でした。
40〜50cmくらいで巨大なのです。
魚焼きグリルでは、焼きナスができないので、
コンロに網を置き、ナスを移動させながら
時間をかけて焼きナスを作ります。
でも、その美味しいこと!
九州のナスは、ジューシーで甘いのです!
東京に引っ越してきたばかりの頃は、
あくの強い千両茄子に慣れなくて、
ガッカリしたものです。
でも、今では、いろんな茄子が好きです。
ちなみに、英語でナスのことを「eggplant」と言います。
これは、英語圏では、卵のように白いナスだからでしょうね。
茄子の栄養、効能効果とは?
「ナスは、水分ばかりで栄養がない」と思われがちですが、
実は、食物繊維やカリウム、ポリフェノールなどの
優れた栄養素を摂ることができます。
「食物繊維」・・・・・ナス100gあたり2、2g
腸内環境を整える働きをするので、
便秘の予防や解消に役立ちます。
食後の血糖値の急激な上昇を抑制し、
血中コレステロール値を下げる働きもあります。
「カリウム」・・・・ナス100gあたり220mg
カリウムや余分なナトリウムを排出する働きがあるので、
高血圧予防に役立ちます。
「葉酸」・・・・ナス100gあたり3、2μg
貧血や動脈硬化の予防に役立ちます。
「ナスニン」・・・ナスの皮100gあたり50〜100mg
抗酸化作用、動脈硬化や老化予防、疲れ目予防に効果
つまりナスニンをとるためには、ナスの皮を剥かずに
料理する方がいいということになります。
また「ナスニン」は水溶性なので、
効率よくこの成分を摂取するためには、
揚げ物や炒め物するのが良いんですね。
描き方動画
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アップしていますので、お気軽にご覧いただけます。
そして、Youtube動画の詳しい解説は、
こちらのブログで行なっています。
つまり、両方をご覧になると、
しっかりご理解いただけると思いますので、
よろしくお願いいたします。
まとめ
Adina VoicuによるPixabayからの画像
今回は、「顔彩で描く絵手紙シリーズ」として
ナスの簡単な描き方を動画でお届けしました。
また、ナスの植物的特徴やナスの皮に含まれるアントシアニンについて
解説しましたね。
また野菜としてのナスの栄養、効能効果についても
お話ししました。
いかがだったでしょうか?
今回は、ここまでです。
最後までご覧くださりありがとうございました。
また次回、お会いしましょう!