【墨彩画作品集 どくだみのハガキ絵】どくだみの強さを学ぶ

ハガキ絵 ドクダミの花

こんにちは。
墨彩画家でセラピストの桂颯(けいそう)です。

今回は、
一重咲きと八重咲の二種類のドクダミの花のハガキ絵を

ご紹介させていただきます。

 

空地や公園、道路わきなど、
場所を選ばず、どんなところでも、
群生するドクダミ。

なかなかの生命力です。

グリーンパウゼのお庭でも、
いたるところで、ドクダミに占拠され、
草引きに追われる毎日です。

ご近所の方から、
「八重咲きのドクダミって、珍しいでしょう。
とってもかわいいから植えてみない?」と一株頂き、
お庭の隅に植えたのが、運の尽き。


これは、八重咲きのドクダミ   可愛いんですけどね。

あっという間に、庭全体を占拠されてしまいました。

でも、開花期になると、
たくさんお花が咲くので、可愛くて、
つい、描きたくなってしまいます。

というわけで、
今年も、ドクダミのお花をハガキ絵にいたしました。

お庭を占拠している八重咲のドクダミと

プランターで育てている一重咲きのドクダミを描きました。

 

しかも、二種類の描き方で描きました。

両方とも、鉤勒法(こうろくほう)で描いているのですが、
一方は、たらしこみ技法を使って描いています。

 

ドクダミの作品

 

たらしこみ技法で描いたドクダミ作品

 

たらしこみ技法というのは、ベースの色が乾かないうちに

手早く色を落として、混色する技法です。

実際の色にこだわらず、好きな色を入れるので、

抽象的に仕上げる面白さがあります。

この作品では、葉の中に花白緑を落とし、

葉脈に金色を使ってみました。

上の作品との違いがわかるでしょうか?

 

 

さて、わたしは、セラピストなので、

ドクダミの持つ薬効についても、少し解説していきましょう。

ドクダミについて

ドクダミ科ドクダミ属の多年草です。
5、6月に開花します。

花言葉は、「白い追憶」「野生」

その薬効は強く、2000年以上前から民間薬として使われてきました。

貝原益軒が十種類の薬効があるといったことから、

十薬とも呼ばれるようになりました。

四国の山奥の村に住んでいた私の祖母は、

薬草使いの名人で、
ドクダミやゲンノショウコなどの数種類の薬草を乾燥して、

大きな缶に保存していました。

昔、病院や薬局の無かった山奥では、
家族のちょっとした不調に使って、
重宝したのだと思います。

ドクダミの薬効

ドクダミには、浄血、利尿、殺菌、毛細血管強化、

緩下、止血作用があり、常用すると胃腸が丈夫になり、

高血圧、動脈硬化、脳溢血の予防に有効と言われています。

ドクダミ茶って、薬局などで売っていますよね。

こういった作用を期待しているんですね。

 

また、ドクダミの臭気の元となる成分には、

抗菌作用があるので、

昔から、
腫物の吸出しに、生葉を火であぶり、患部に貼ったり、

もんだ汁を患部につけたりしていました。

膿を吸出し、腫物が引く効果があるといわれているからです。

東城百合子著{薬草の自然療法」より

 

私は、炎症性の皮膚炎の軽症の場合は、ラベンダー精油を使い、

重症の場合は、ステロイド剤または抗菌剤入りの軟膏を使うので、

こうした民間療法は試みたことはありませんが、

アウトドアで、薬がない時など、

やってみてもよいかもしれませんね。

 

ドクダミのあの独特の臭気は、

乾燥すると、無くなるそうなのです。

せっかく、お庭にたくさんあるのだから、

ドクダミ茶を作ってみようかしら。

柿の葉と合わせて、

オリジナルハーブティを作ってみるのもよいかもしれませんね。

 

ドクダミのしたたかさに学ぶ

上の写真は、一重のドクダミをプランターで育てているものです。

2年前、ドクダミを描こうと思ったのですが、

うちにあるのは、八重咲のドクダミばかり。

一重咲きも描いてみたかったので、

近くの空き地から引っこ抜いてきて、

プランターで育てたんです。

地面に植えると、また悲惨なことになりますからね。

 

ドクダミは日の当たるところでも、日陰でも、

場所を選ばずに、元気に育ちます。

グリーンパウゼのお庭では、
芍薬やアジサイやつわぶきの間からでも、にょきにょき
出てきます。空気読まないんですね。

除草シートを敷いていても、地下茎を伸ばして伸ばして、

遠くの方からひょっこり出てきたりします。

まことに生命力旺盛なのです。

この強さを学びたいと思います。

バラや椿は、すぐ虫がついたり、病気になったりするので、

お手入れが大変です。

都忘れなどは、土を選ぶので、なかなか
うちでは、育ってくれません。

菖蒲やマーガレットは、いつのまにか、

消滅してしまいました。

そんな中、場所を選ばず、環境を選ばず、

どこでも元気に育つドクダミのしたたかさ、強さは大したものです。

この生命力の強さ=薬効の強さなのかもしれませんね。

私たちは、「もっと別の環境だったら、実力を発揮できたのに」とか

「もっと広いうちに住めたら、うまく片づけられるのに」とか、

不満を環境のせいにしがちですが、

このドクダミのように、どんな環境でも、

したたかに生きていける強さを持ちたいと思います。

今日は、一日、ドクダミを写生し、

お花とそんな会話をしていました。