【墨彩画の画材】顔彩の次は、顔彩チューブ絵具を揃えよう!

こんにちは。

墨彩画家でセラピストの桂颯(けいそう)です。

 

今回は、
顔彩チューブ絵具のご紹介です。

別名、水干(すいひ)チューブ絵具とも言います。

 

以前、
【墨彩画はじめの一歩】

「画材を揃えよう!」

の講座で、
墨彩画の絵具として
「顔彩」をご紹介いたしましたね。

墨彩画はじめの一歩 ①画材をそろえよう!

 

 

顔彩は、
水を含ませた筆で、表面をなでるだけで
描くことができる大変便利な絵具です。

場所を取らず、手軽に使えるので、
ハガキ絵のような小さい作品を描くときや
屋外での写生に向いています。

 

しかし、

一つ一つの絵具の量が少ないので、
色紙以上の大きな作品を描いたり、

がっつり色を塗り重ねたいと思うと、

すぐに足りなくなってきてしまうんですね。

 

吉祥では、
この小さな角顔彩の他に、
顔彩を丸皿に入れた鉄鉢絵具
単色で販売されています。

 

この鉄鉢も、角顔彩と同じ使い方で、
水を含ませた筆でなでるだけで
描くことができます。

しかも、

絵具が無くなったら、
容器をそのまま絵皿として
お使いいただくことができるんです。

でも、

絵皿がたまってくるのは面倒ですよね。

 

そこで、今回お勧めするのが、
この顔彩チューブ絵具なのです。

 

墨彩画の画材:顔彩チューブ絵具とは

顔彩チューブ絵具は、

さまざまなメーカーが販売していますが、
私は、やはり、顔彩と同じメーカーの
吉祥のチューブ絵具をお勧めします。

 

顔彩チューブ絵具は、

セット販売もありますが、
上の画像のように、

単品で購入することができます。

 

使う絵具の色は、限られていますので、
顔彩でよく使う絵具の色を

単品で購入されると無駄がありません。

 

 

色によって、値段が異なりますが、

世界堂で、通常サイズが、

1本350円から420円くらいでしょうか?

私は、よく使う色を

単品で必要に応じて購入し、

このように、ダイソーで購入した容器に

色分けして入れています。

 

特に、使う頻度の高い胡粉については、
一番大きなサイズのチューブを

購入しています。

こちらは、1本1000円以上しました。

墨彩画の画材:顔彩チューブ絵具の使い方

使い方は、とても簡単です。

水彩絵の具のように、

チューブから絵具を絵皿にとり、

少量の水で溶かしながら、

濃度を調整しながら使います。

 

墨彩画の画材:顔彩チューブ絵具の色は?

色合いも名前も、顔彩と全く同じです。

 

実は、

顔彩や顔彩チューブ絵具に使われている

顔料は、

日本画の絵具と同じ顔料が

使われているんですよ。

 

顔彩は、
顔料に、膠や水あめ、アラビアゴムなどで

練り合わせ、角皿に詰めた固形絵具ですし、

顔彩チューブ絵具は、
顔料にアラビアゴム、でんぷん糊などの定着剤を

混ぜて練り、チューブに詰めたものなのです。

墨彩画の画材:実際に使ってみて、顔彩と顔彩チューブ絵具を比較してみました。

顔彩の場合

顔彩の燕脂(えんじ)の色を

水を含ませた削用筆で取って、

紙に塗ります。

 

*今回使用した紙は、新麻紙という和紙です。

 

 

画像の上二本が、顔彩で描いた線です。

鮮やかな発色で、透明度も高く、

伸びもいいですね。

 

顔彩チューブの場合

顔彩チューブ絵具の燕脂を絵皿にとって、
少量の水で溶かし、紙に塗ってみます。

 

上二本は、顔彩、

下三本が顔彩チューブ絵具で描いたものです。

 

色は同じ燕脂の色ですが、

 

顔彩は、水を含んだ筆で溶かすので、

どうしても薄くなりがちですが、

 

チューブ絵具の方は、濃度を自由に調整できるので、

しっかり濃く描くことができます。

 

墨彩画の画材:胡粉を混色して比較してみよう!

 

顔彩の場合

顔彩の胡粉を、一度、絵皿にとって、

混色し、ピンク色を作ります。

 

この時、

燕脂のついた筆は、必ず、きれいに洗って

絵具を落としてから、胡粉を取ってくださいね。

透明感はありませんが、

きれいなピンク色になりました。

でもやはり、薄めの色になります。

 

余談ですが、

顔彩を取る際に、

一回一回、筆を洗う作業、

面倒だとは思いませんか?

 

筆についている、

きれいな絵具を洗い落とすのも

もったいない気がしますし。

 

ハガキ絵を描くとき、
いちいち筆を洗わずに、

絵具をとり、塗ることがありますが、

というか、私はその方が多いのですが、

どうしても、角顔彩の中が汚れてしまいます。

 

描き終わった後は、きれいに洗った筆で、

角顔彩の汚れを落とし、
元の色にもどしておく必要があります。

 

そのままにしておくと、

元の色がわからなくなってしまうからです。

(実は、私、よくこの失敗をしております)

 

顔彩チューブ絵具の混色

 

その点、顔彩チューブ絵具の場合、
混色は、とても楽です。

絵皿に両方の絵具を出し、
自由な比率で混色していくことができるからです。

また、
最初に胡粉を筆に含ませ、
次に、薄めに混色した色を載せ、
筆先に、燕脂をつけて塗れば、
グラデーションに描くことができます。

 

上の画像の下4本が、

チューブ絵具によるものです。

ちょっとわかりにくかったかな。

濃淡の差は、はっきり出ていますよね。

 

まとめ

今回は、
「墨彩画の画材」シリーズで、
顔彩チューブ絵具をご紹介いたしました。

 

顔彩チューブ絵具についての説明だけでなく、

その使い方や色見、使用感などについて、

顔彩と比較してみましたが、

いかがだったでしょうか?

 

初級講座で、ハガキ絵に慣れてこられた方は、
次のステップとして、ぜひぜひ、

この顔彩チューブ絵具も揃えてくださいね。

まちがいなく、表現の幅がぐっと広がります。

 

さて、今回は、ここまでです。
最後までご覧くださりありがとうございました。
次回、またお会いしましょう。