こんにちは。
墨彩画家でセラピストの桂颯(けいそう)です。
今回は、「顔彩で描く絵手紙シリーズ」蝋梅の描き方をご紹介します。
絵手紙に蝋梅を描く場合、
一般的には、鉤勒法(こうろくほう)で描きます。
つまり、墨で蝋梅の線描きをして
その後に、顔彩で着彩する方法です。
しかし、蝋梅の花びらを墨で描くと、
お花の表情が硬くなってしまいます。
そこで、没骨法の描き方を少しアレンジして
優しい花びらになるよう工夫しました。
まずは、その描き方動画をご覧ください。
その後で、解説していきますね。
目次
描き方動画
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Youtubeの「桂颯」「さわやか墨彩画教室」では、
他にも、さまざまな描き方動画を
アップしていますので、お気軽にご覧いただけます。
そして、Youtube動画の詳しい解説は、
こちらのブログで行なっています。
つまり、両方をご覧になると、
しっかりご理解いただけると思いますので、
よろしくお願いいたします。
墨で線描きした場合
![](https://keisou11.com/wp-content/uploads/2022/01/IMG_5526.jpg)
これは、少しだけ墨に鶯茶録を混色していますが、
線の色は濃いですね。
これに着彩すると、
下の絵のようになります。
![](https://keisou11.com/wp-content/uploads/2022/01/IMG_5516-672x1024.jpg)
なんとなく、線が強すぎて、
お花が硬くなりますね。
線を描かずに、描く方法は、没骨法ですが、
これは、なかなか筆の技と経験が必要になってきます。
そこで、没骨法と鉤勒法を組み合わせて
簡単に描く方法を見つけました。
それが、今回、ご紹介した方法です。
線の色をできるだけ薄くして、
限りなく没骨法のように見せるやり方です。
![](https://keisou11.com/wp-content/uploads/2022/01/IMG_5520-971x1024.jpg)
蝋梅の輪郭は、動画で説明したように、
絵皿の中で、薄く溶き伸ばした墨に
鶯茶録と胡粉を混色して、
薄い色に調整して線描きすると、
お花をやわらかく描くことができます。
薄い線を引いておけば、
花びらを一枚一枚描いていくのに、
目安となって、とても描きやすくなります。
線内で、筆の中で顔彩の濃淡をつけて描く没骨法を行えば、
没骨法の筆の技術を学ぶことができますね。
ぜひ、練習してみてくださいね。
蝋梅とは
ロウバイ科ロウバイ属 広葉の落葉低木です。
「梅」という名前がついていますが、
蝋梅は、梅の種類ではありません。
お花の形が、梅に似ていることから
ついた名前のようです。
また、蝋梅の蝋は、
花びらが蝋細工みたいだからという説や
原産国である中国の漢名「蝋梅」を音読みしたものという説が
あります。
中国では、梅や水仙、椿とともに、
「雪中の四花」として
尊ばれているそうです。
さて、今回は、秩父の宝登山で撮影した蝋梅の写真を
ご紹介しますね。
蝋梅の写真集
この写真集は、2018年1月に
秩父長瀞にある宝登山の蝋梅園(ろうばいえん)で
撮影したものです。
![](https://keisou11.com/wp-content/uploads/2022/01/IMG_2615.jpg)
![](https://keisou11.com/wp-content/uploads/2022/01/IMG_2620.jpg)
![](https://keisou11.com/wp-content/uploads/2022/01/IMG_2622.jpg)
![](https://keisou11.com/wp-content/uploads/2022/01/IMG_2624.jpg)
![](https://keisou11.com/wp-content/uploads/2022/01/IMG_5481-1024x768.jpg)
![](https://keisou11.com/wp-content/uploads/2022/01/IMG_5480-1024x768.jpg)
時期的には、少し早すぎて、
満開とはいきませんでしたが、
お花の咲いている場所では、
とても良い香りが漂っていました。
まとめ
今回は、「顔彩で描く絵手紙シリーズ」蝋梅の描き方を
動画でご紹介し、
蝋梅について解説し、
秩父長瀞の宝登山蝋梅園で撮影した
蝋梅の写真集をご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
今回は、ここまでです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
また次回、お会いしましょう。