【顔彩で描く花の絵シリーズ】つわぶきの描き方① (スケッチから背景まで) なんと、構図づくりにアプリを使用?!

こんにちは。

墨彩画家でセラピストの桂颯(けいそう)です。

 

以前、ハガキ絵「アサギマダラ」の描き方を

ご紹介いたしましたね。

 

今回は、その「アサギマダラ」を「つわぶき」とセットで

色紙サイズにして描きましたので、

今回と次回の2回に分けて

「描き方」(鉤勒法)をお届けしたいと思います。

 

私は、和歌山県南紀白浜の三段壁を訪れた際に、

出会った「アサギマダラ」の美しい姿と、その驚きの生態に、

すっかりほれ込んでしまいました。

 

つわぶきの花に止まっていた「アサギマダラ」

 

彼らは、あの美しく小さな体で、

なんと1000kmも旅をするのです。

 

凄いですよね。ロマンを感じます!

実は、その想いが強すぎて、

なかなか構図が決められませんでした。

蝶々をどこに配置して良いか、わからなかったからです。

 

そこで、始めての試みですが、

iPadアプリのProcreateを使って、

構図づくりに役立てました。

 

伝統的な墨彩画の構図づくりに、
デジタル絵画を利用するのも、

今の時代ならではで、なかなか面白いでしょう?

 

その辺のところも、後で詳しくお伝えしますので、
最後まで、ご覧くださいね。

まずは、いつものように、
お花の解説からやっていきましょう!

つわぶきとは?

 

つわぶきは、キク科ツワブキ属の常緑性多年草です。

草丈は、0.2~1mほどで、

株元から丸い葉っぱをいくつも生やします。

 

葉っぱの間から茎を何本も伸ばし、

10~12月になると、それぞれに黄色い花を10~30輪咲かせます。

つわぶきの名前の由来

葉っぱに艶(つや)があることから、「つやぶき」

→「つわぶき」となったといわれています。

つわぶきの特徴

 

やはり、丸い大きな葉っぱが特徴的ですよね。

「ふき」という文字が入っていますが、

フキの仲間ではありません。

葉っぱの形がフキに似ているから、

「つわぶき」と呼ばれるようになったみたいです。

 

九州のある地域では、

山菜として、茎をあく抜きして食べるようです。

つわぶきの花言葉


「謙譲」

「困難に負けない」

「謙譲」は、奥ゆかしい日本的な落ち着きを感じさせる花姿に由来

「困難に負けない」という花言葉は、
日陰でも、常に緑色の葉っぱを茂らせる

丈夫な性質に由来しているのだそうです。

確かに、繁殖力旺盛で、

ご近所の方から頂いた一株の苗が、

今では、お庭のあちこちに大きな株となって成長し

、毎年、お花を咲かせてくれています。

 

やっぱり、蓮にも似たこの大きな葉っぱに、

とても風情を感じますね。

 

葉っぱがハート形である理由とは?

植物は、葉っぱで光合成をおこないます。

光合成とは、光エネルギーを使って、

水と二酸化炭素から、

エネルギー源となる糖分を生産することです。

 

光合成を行うには、葉の面積が広い方が有利ですが、

大きすぎると、葉柄が葉っぱを支えることができません。

 

けれど、葉っぱがハート形だと、

葉柄は、重心バランスを保ちながら、

葉っぱを支えることができます。

 

また、葉っぱに受けた雨水や夜露は、

葉柄を伝わって、茎の根元におちていき、

水を集めることができます。

 

つわぶきの葉っぱって、

とても合理的にできているんですね。

 

では、次に、描き方について
解説いたします。

構図の決め方

まず、

スケッチ帳に「つわぶきの葉っぱとお花」を描き、

ざっくり構図を決めました。

 

茎を少し湾曲させ、お花に動きを与えてみました。

 

しかし、ここまで来て、

「アサギマダラ」をどこにとまらせるか、

とても困りました。

どうしても、おさまりが悪いのです。

そこで、「アサギマダラの切り抜き」を作って、

いろいろな場所にとまらせてみました。

 

それでも、なかなか構図が決まりません。

 

葉っぱの位置を変えてみたり、

お花の数を減らしてみたり、試行錯誤しました。

Procreate登場!


そこで、
iPadのアプリ、Procreateを使って

お試しで、描いてみることにしました。

 

Procreateは、iPad用のお絵描きアプリです。

Apple Pencilを使って、鉛筆や水彩など、

アナログ感のある絵やイラストを描くことができます。

 

まだ使い始めたばかりで、

その豊富な機能は全然使いこなせていませんし、

使い方もよくわかっていませんが、

とにかく、蝶々の位置を決めるために、
ちょっとお試しで描いてみたのです。

結局、葉っぱの位置をずらし、

下の葉っぱと、アサギマダラが同じ方向を

向くように決めました。

上の画像は、procreateで作成したデジタル絵画です。

まだ納得はいかないけど、
きりがないものね。
Keisou
Keisou

この桂颯も、procreateで作成しました。

Procreate なかなか奥が深くて、楽しそうです。

これからも、いろいろ活用してみるつもりです。

さて、背景の色と、蝶々の位置を、決めたところで、
下絵の作成です!

下絵の転写

色紙よりも四方1cmずつ大きく切った白麻紙を

ベニヤ板にマスキングテープで留め、

チャコペーパーを使って、下絵を転写しました。

 

墨で骨描き

転写した線上を、面相筆を使って、墨で骨描きします。

背景塗り

背景は、顔彩の黄土、鶯茶緑、墨を混色して、

色を薄めに調整して、連筆で塗りました。

まとめ

今回は、【顔彩で描く花の絵シリーズ】

「ツワブキとアサギマダラ」の描き方①として、

下絵づくりから背景までの描き方をご紹介しました。

 

また構図づくりの際に利用した、

iPadアプリのProcreateについても

ご紹介しましたね。

 

いかがだったでしょうか?

 

今回は、ここまでです。

次回は、今回の続きから仕上げまでを動画を交えて

解説いたしますので、楽しみにしていてくださいね。

 

最後まで、ご覧頂きありがとうございました。

では、また次回にお会いしましょう。