ピンクのバラをハガキ絵にしてみました。バラの切り花は時間との勝負。

こんにちは。
墨彩画家でセラピストの桂颯(けいそう)です。

今日は、

グリーンパウゼのお庭に咲いている

ピンクのバラの花をハガキ絵にしてみました。

 

んん?グリーンパウゼの庭?

実は、グリーンパウゼのお庭というのは、
うちのお庭のことです。

なーーんだ。ただの庭か。

実は、数年前まで、
自宅で自然療法サロン「グリーンパウゼ」を開業していました。

サロンでは、
アロマテラピー、ハーブセラピー、ホメオパシーなどについて

自然療法講座を行ったり、

アロマトリートメントやタイ式マッサージ、

バリニーズマッサージ、経絡指圧などで、

たくさんのお客様のボディケアを行ったりしていたのです。

そんなわけで、
グリーンパウゼのお庭には、
講座やボディケアに使うために、
狭いながらも、たくさんのハーブが植えられていたのです。

サロンを閉店した今では、
ハーブたちは、めっきり数を減らし、
絵のモデルになってくれる果樹やお花の

新しい仲間たちが増えてきました。

このピンクのバラは、
5年ほど前から、グリーンパウゼの庭の住人です。

今年初のつぼみをつけてくれたので、

「まだかな。まだかな」と毎日眺め、お手入れをしながら、

開花を心待ちにしていたのです。

絵のモデルになってもらうには、
完全に開ききった花よりは、
開きかけぐらいのお花が望ましい。

今朝、ようやく開花したバラを
一輪、カットし、花瓶にさしました。

やはり、絵を描くためには、
写真で見るより、

実際に生のお花を観察しながら、描くのが一番です。

細かいところまで、観察できますし、
いろんな角度から眺めることができるからです。

でも、
バラの切り花をモデルにすると、、
いつも、とても苦労します。

何故なら、時間ごとにどんどん姿を変えていくからです。

 

というわけで、

今回は、切り花のバラを描くための

私なりの工夫や描き方について、ご説明いたしましょう。

目次

最初に写真を撮っておこう

何層にも花びらが重なっているバラの花は、
どんどん開花が進んでくるので、

数時間後には、まるで形が違ってきてしまうのです。

のんびりスケッチを楽しんでいると、、

「あれ、さっきは、この花びらは、ここにあったのに、

もうこんなところまで開いている」

なんてことになって、

「あれ、今、どこを描いているのだろう」なんて、

混乱してきてしまうのです。

なので、最初に写真を数枚撮っておきます。

 

一番美人に見える角度を探そう

絵のモデルになってもらうには、
どの角度のお顔が一番美人か
花瓶を回しながら、探します。

人のモデルさんと同じで、

お花にも、もっとも美しく見える角度があるのです。

角度が決まったら、スケッチをします。

構図を決めよう

ハガキの中の構図を決めます。

絵を描くうえで、

構図を決めるのは、
最も難しい作業です。

昔、習っていた墨彩画の先生に、
「どうしたら、構図を上手にとれるようになりますか?」と
質問したことがあります。

すると、先生は、
「絵の中で、構図を決めるのが一番難しい。

ある程度の法則はあるけど、実際のところ、

たくさん模写して覚えていくしかない」といわれました。

狩野永徳とか、長谷川等伯とか、速水御舟とか、

有名な日本画家の巨匠たちは、
ため息のでるような見事な構図をとっています。

やはり、たくさんの良い絵を見て学ぶことが大切なのでしょう。

いつか、さわやか墨彩画教室でも、

構図をテーマに取り上げてみたいと思います。

鉤勒法で、ハガキ絵を描いてみた

まとめ

 

今回は、「ピンクのバラをハガキ絵にしてみました。

バラの切り花は時間との勝負」というテーマで、

どんどん開花してきて形を変えてしまう

バラの切り花の扱い方や構図、描き方について、解説いたしました。

 

では、今回はここまで。

最後まで、ご覧いただきありがとうございました。

また次回、お会いしましょう。