【墨彩画の描き方 初級講座】椿のはがき絵の描き方:かぎりなく没骨法に近い鉤勒法とは?

こんにちは。
墨彩画家でセラピストの桂颯(けいそう)です。

さて、久しぶりに、墨彩画の描き方、初級講座をお届けします。

といっても、実は、これまでご紹介してきた
【顔彩で描く絵手紙シリーズ】と同じ描き方なんですよ。

初級講座のはがき絵=絵手紙の文字なし

つまり、以前、ご紹介してきた初級クラスのはがき絵は、
「顔彩で描く絵手紙」と同じ初級レベルなんです。

つまり、最近、アップしている「顔彩で描く絵手紙」シリーズは、
全て「墨彩画の初級講座」と思ってください。

文字を書くか、書かないかは、自由です。

文字を書かずに、額に入れてお部屋に飾ることもできますし、
文字を入れて、絵手紙として人に送ることもできます。

今回、ご紹介する2種類の「椿の描き方」も、
絵手紙用として、動画を作成しましたが、
初級レベルで描ける内容ですので、
墨彩画を勉強していきたい方は、
今後、ぜひ「顔彩で描く絵手紙シリーズ」をご覧くださいませ。

PCやソフトを変えて、
以前より、動画編集のレベルがぐんとアップしていますので、
こちらの方が、ずっとわかりやすく見やすくなっていると思います。

今後、絵手紙の描き方動画には、
墨彩画の基礎となるさまざまな技法を
たくさん盛り込んでいくつもりですので、
これからも、ぜひ、ご覧くださいませ。

さて、今回は、初級クラスの椿の描き方、
「椿の描き方」
「雪中の椿の描き方」の
2種類を一度にお届けします。

以前、ご紹介した初級講座の「椿のはがき絵」では、
写真と文章で描き方をご紹介しましたが、
今回は、動画でご紹介しています。

どちらも、わかりやすい丁寧な描き方動画を作成していますので、
ご覧くださいね。

かぎりなく没骨法に近い鉤勒法とは?

さて、今回のもう一つのテーマは、
「かぎりなく没骨法にちかい鉤勒法」です。

これまで、この「さわやか墨彩画教室」では、
鉤勒法(こうろくほう)と没骨法(もっこつほう)の
2種類の描き方について
何度か、ご紹介してきました。

没骨法と鉤勒法について、まだご存じない方は、
過去の講座をご覧くださいね。

今回、ご紹介する「かぎりなく没骨法に近い鉤勒法」とは、
鉤勒法の骨描き(輪郭線)を顔彩で描くことで、
線を見えなくして、没骨法の技法を用いて描くという方法です。

没骨法は、墨彩画で、昔から行われてきた技法で、
線描を描かずに、一筆の筆跡で、対象物を描く方法です。

この描法は、一度描いてしまうと、
書のように、修正がきかないので、
筆の高い技術が要求されます。

しかし、没骨法で描くと、
鉤勒法では出せない、独特の美しい色合いや味わいで
描くことができます。

そこで、私は、初心者にも描きやすいように、
鉤勒法と没骨法を組み合わせる方法を思いつきました。

没骨法のように、
いきなり一筆で描くことはなく
鉤勒法のように、ゆっくり描くことができます。


気軽に写生感覚で取り組めます。

また、この方法は、動画だからこそ
ご紹介できる方法です。

動画を見ながら、具体的な筆の扱いや
色の組み合わせ方がわかるので、
簡単に理解できると思います。

また私自身も、こうした動画をたくさんアップすることで、
基本に戻って、もう一度、没骨法を練習しようと
思っているのです。

やはり、没骨法と鉤勒法の両方が
自在に描けるようになりたいですよね。

というわけで、
これからも、わかりやすく、描きやすいはがき絵を
じゃんじゃんご紹介しますので、
みなさんも、一緒に学んでいきましょうね。

まずは、「椿の描き方」の動画をご覧ください。

椿の描き方動画

この動画は、絵手紙の描き方となっていますが、
墨彩画の初級講座としては、
文字を書く前までを再生してご覧ください。

この動画が役に立ったと思われたら、

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Youtubeに飛ぶことができます。

そこで、ご登録や高評価ボタンを押していただけると幸いです。

Youtubeの「桂颯」「さわやか墨彩画教室」では、

他にも、さまざまな描き方動画を

アップしていますので、お気軽にご覧いただけます。

そして、Youtube動画の詳しい解説は、

こちらのブログで行なっています。

つまり、両方をご覧になると、

しっかりご理解いただけると思いますので、

よろしくお願いいたします。

椿の描き方の3つのポイント

1、顔彩チューブの胡粉を使う

吉祥の24色入り顔彩にも、胡粉は含まれていますが、
こちらは、濃く塗りたいときには向きません。

今回の花芯のように、白を強く描きたい場合には、
顔彩チューブの胡粉を使います。

この顔彩チューブの胡粉は、持っておくと
大変便利です。

私は、白い色を多用するので、
もっぱら顔彩チューブを使っています。

胡粉に限らず、よく使う鮮光黄、鶯茶録、若葉、青草、黄土、燕脂なども、
顔彩チューブで持っておいた方がお得な気がします。

2、グラデーションの作り方

絵皿の中で、グラデーションを作っておいて、
筆の中でも、グラデーションになるように
顔彩を取ると、花びらや葉っぱを
一度に、きれいな色合いで塗ることができます。

これが、没骨法の良いところですね。

鉤勒法では、まず、薄い色で下塗りをした後、
色を少しづつ足して塗っていきますので、
どうしても、澄んだ色にはなりませんね。

3、たらしこみ技法

動画のように、最初に、薄い顔彩や水を使って
対象物を描いておき、絵の具が乾かないうちに、
別の顔彩をたらしこみます。

すると、絵の中で、自然に混ざり合って、
色の濃淡が出てきて、独特の風合いが生まれます。

このたらしこみを最初に行ったのは、
俵屋宗達と言われています。

雪中の椿の描き方動画

こちらの動画も、文字を書く前までをご覧ください。

雪中の椿の描き方のポイント

基本的な椿の描き方は、同じですが、
白いはがきの中で、雪をいかに見せるかがポイントですね。

 

 今回は、ぼかし網と歯ブラシを使って、
雪の背景に鶯茶緑のぼかしを入れることで、
雪の白さを目立たせました。

このように、歯ブラシを使うやり方は、
私も初めてでした。

通常は、このぼかし網は、
雪を降らせるときに使います。

雪の降らせ方については、
また次回、ご紹介しますね。

まとめ

今回は、「墨彩画の描き方 初級講座」として
椿の描き方を二種類、ご紹介しました。

以前の初級講座「椿の描き方」では、写真と文章だけで
描き方をご紹介していましたが、
今回は、動画でお届けしているので、
かなり、わかりやすかったと思います。

また描き方のポイントについても、
顔彩チューブを用いる理由やグラデーションの作り方、
たらしこみやぼかし網の使い方など、
さまざまな技法をお伝えいたしました。

いかがだったでしょうか?

今回は、ここまでです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

次回、またお会いしましょう。