【墨彩画作品 蓮の花】「さわやか子育て講座」子供の叱り方三原則

墨彩画 蓮の花

墨彩画 蓮の花

こんにちは。

墨彩画家でセラピストの桂颯(けいそう)です。

 

今回の作品は、

2年前に没骨法で描いた「蓮の花」です。

蓮の花は大好きなモチーフで、

生涯をかけて、描き続けたいモチーフの一つです。

泥の中から、美しい花を咲かせる蓮の花を描くたびに、

心を浄化してくれそうな気がするからです。

以前は、没骨法で描いたいましたが、

最近は、鉤勒法で描いたりしています。

構図を変えたり、すずめやカワセミに登場してもらったり、

これからも、たくさん描いていきたいと思っていますので、

皆さんも、一緒に楽しんでくださいね。

 

 

さて、今回の心の講座は、

「さわやか子育て講座」として、

「子供の叱り方三原則」をテーマにして、

お届けしたいと思います。

 

私自身は、

子供が小さいころから、会話を心がけていたので、

大抵のことは、叱らなくても、話し合いで解決できました。

 

小さいころから、親子で会話をする方法については、

以下の講座の中の、「家庭は愛の練習場」

について、ご覧ください。

【墨彩画作品 猫のハガキ絵「頭かくして尻隠さず」】「さわやか子育て講座」家庭は癒しの場

しかし、それでも

「子供の命の危険にかかわる行為」

「人を傷つける行為」

「人の物を盗む行為」については、

特に厳しく叱ってきました。

 

この三つのことは、

頭で考えるより先に、自分で回避できるように、

子供の心の奥深くに、しっかり刻み付ける必要があると

感じていたからです。

 

 

しかし、どんなに正しい理由があっても、

必ず、守ってきた「叱り方」三原則があります。

 

それは、

「お腹がすいているときには、叱らない」

「決して子供の尊厳を傷つけない」

「怒りにまかせて叱らない」

の三原則です。

これから、その一つ一つについて、解説していきますが、

最後に、「子供の心に響く叱り方」について、

私自身の経験をお話ししますので、

最後まで、ゆっくりご覧ください。

 

お腹が空いているときには、叱らない

これは、祖母から学んだ教えですが、

自然療法的にも、非常に理にかなっていると思います。

 

人は、空腹状態になると、イライラする傾向があります。

特に、子供はそうでしょう。

そんなときに、叱っても、反発されるだけで、

子供の心に届かないのです。

 

例えば、

子供の帰りがとても遅かったとしましょう。

親は心配のあまり、帰宅したばかりの子供に、

「こんなに遅くまで、どこをほっつき歩いていたの!

もう8時過ぎじゃないの!どれだけ心配したと思ってるのよ」と

いきなり、怒鳴りつけたとします。

果たして、親の想いは、正しく子供に伝わるでしょうか?

空腹で、疲れ切って帰ってきた子供は、

いきなり怒鳴られることによって、

心をシャットアウトして、気持ちがすさんでしまうことでしょう。

「うるさいな。ほっておいてくれよ」と、

空腹のまま、部屋に閉じこもってしまうかもしれません。

 

人は、心に余裕のないときには、

どんな言葉も受け入れられないものなのです。

 

なので、

遅く帰ってきた子供には、まず、

「遅かったね。お腹すいているでしょう? 

手を洗っておいで。ご飯にしようね。」と、

落ちいて声をかけ、おいしい夕食を出してあげましょう。

そして、お腹が満たされて、

心がゆったりと落ち着いたところで、

「今日は、遅かったね。どうしたの? とても心配したよ」

と、優しく声をかけます。

子供は、

「心配かけてごめんね。あのね。実はね・・・・・・。

それで遅くなったの。連絡できなくて、ごめんなさい」

と素直に謝ってくれるでしょう。

その後の会話ははずむかもしれません。

「大変だったんだね。

でも、これからは、必ず連絡してね。心配するから」

と、最後に、最も伝えたい、とどめの一発を心を込めて語りかけます。

 

決して子供の尊厳を傷つけない

子供は、

たとえ、自分から生まれた存在であったとしても、

天からの授かりもの。

決して、私有物ではありません。

道理のわからない、幼い子供であっても、

一人の人格を持つ人間として

接していかなければなりません。

決して、人としての尊厳を傷つける言葉を

投げかけてはならないのです。

 

何か悪い行いをした子供を叱る場合、

その行為だけを叱り、決して人格を傷つけないようにしましょう。

 

「馬鹿じゃないの! なんで、弟の分までおやつを食べてしまうの?

欲張りね。そんな自分勝手な子には、明日のおやつは抜き」

などと、決して言わないようにします。

 

親から、「馬鹿」「欲張りな子」「自分勝手な子」と

人格を傷つけられた子供は、

「良いお兄ちゃんになりたい」というやる気をなくしてしまいかねません。

𠮟るべきは、「弟の分のおやつを食べたこと」だけです。

 

なので、道理を尽くして、叱ります。

「どうして、弟のおやつを食べたの? 

あなたには、自分の分のおやつがあったのだから、

人の分のおやつまで、食べちゃいけなかったよね。

今日、おやつが食べられない弟は可哀そうだと思わない?

弟にちゃんと謝りなさい。

明日、あなたのおやつを半分渡しなさいね。」と、

まっすぐに目を見つめて、

厳しく、威厳をもって叱ります。

そして、その後、

きちんと謝れた兄と許した弟の両方をほめましょう。

両方をほめることで、兄弟が仲良くなることでしょう。

どちらか一方の心に怨みや怒りが残れば、

兄弟仲は悪くなります。

 

また、同じ理由ですが、

子供を人前で叱らないようにしましょう。

たとえ、家族の前であっても、

人前で叱られれば、子供の自尊心は傷つけられてしまうからです。

 

もし、自分だったら、どういう叱られ方をすれば、

素直な気持ちになれるだろうと

想像力を働かせて、叱り方を研究しましょう。

 

怒りにまかせて叱らない

親には、

子供をきちんと育てるために、

どうしても叱らなければならない場面があります。

 

しかし、難しいでしょうが、

できるかぎり、怒りにまかせて叱らないようにしましょう。

 

人は、怒りにまかせて言葉を発すると、ろくなことを言わないものです。

怒ると、相手に謝らせ、ねじ伏せたい欲求に駆られてしまうからです。

人は、理屈でねじ伏せられても、

決して心では、納得しない存在なのです。

 

大切なのは、

「子供にわからせる」ことではなく、

「どう言ったら、わかってもらえるか」を

冷静に考えることです。

 

子供の心に響く叱り方

小学生や中学生のころ、

大した罪の意識もなく、親の財布から

お金を取ったりする子供は、

案外、多いんじゃないでしょうか?

 

 

実は、私自身も、小学生のころ、

母親が生活費を入れていた、小さな金庫から、

5円抜き取って、こっそりアイスキャンデーを買って食べたことがあります。

小さな金庫には、お札が数枚と、小銭がたくさん入っていたので、

5円くらい盗んでも、わかるはずがないと思っていたのです。

ところが、母は、しっかり気づいて、

私は、後で、こっぴどく叱られました。

何故、ばれたのか、今でも、不思議です。

母親というのは、鋭い観が働くのかもしれません。

 

そして、私の子供たちも、

小学生のころ、同じような過ちを犯しました。

 

私は、盗みという行為は、絶対に許さない覚悟で、

いましたから、厳しく叱りました。

 

長女のときには、

「お金を取るなんて、絶対、やってはいけません。

罰として、家の外で反省しなさい。」

と夕闇のせまるなか、玄関の外に締め出したのです。

娘は、わんわん大泣きして、

「ごめんなさい。ごめんなさい。もう二度としません。」

と泣いて謝りました。

それから、二度と、娘はお金を取りませんでした。

 

問題は、下の息子のときでした。

長女のときと同じように、

「お金を取るなんて、絶対にやってはいけません。

しばらく外で反省してなさい」と

暗くなっていましたが、玄関の外に締め出しました。

ところが、いつまでたっても、静かです。

息子は反省するどころか、居なくなっているではありませんか!

しばらくして、ママ友が息子を連れてやってきました。

「息子さんが、うちに来て、{お母さんが家に入れてくれない}

と泣いてきたわよ。許してあげたら?」と言うのです。

愕然としました。

「この子は、ちっても応えていない」

案の定、また、お財布からお金をちょろまかしたのです。

そして、外に締め出して叱ったのに、

またママ友が、息子を連れてきたのです。

 

私は、

「どうやったら、この子に、わかってもらえるだろうか」

と途方にくれました。

 

 

真剣に悩んだ末、

「お金を盗むことは、絶対にやってはいけないこと。

だけど、あなたは、わかってくれないのね。

それは、あなたをそんな風に育てたお母さんの責任よね。

だから、お母さんが罰を受けるよ。」と言って、

その日から、食事を断ちました。

一日目、特に変わりませんでした。

二日目、三日目も、変わりませんでした。

しかし、四日目を迎えたとき、

息子は、とうとう大泣きして、訴えてきたのです。

「ごめんなさい。ごめんなさい。もう二度としません。

お願いだから、お母さん、死なないで」と。

私は、その時、息子の心に、

「盗みは悪いこと」という教えが、

杭のように打ちこまれたと確信できました。

 

子供に、何かを伝えるということは、

時として、親は、命がけにならなくてはいけない時があるのです。

 

まとめ

 

今回は、

「子供の叱り方三原則」というテーマで、

「お腹が空いているときには叱らない」

「決して子供の尊厳を傷つけない」

「怒りにまかせて叱らない」ということについて、

お話ししました。

いかがだったでしょうか?

今回は、ここまでです。

最後まで、お読みくださり、ありがとうございました。

また次回、お会いしましょう。

以下の「子育て講座」もご覧ください。

【墨彩画作品 姫辛夷のハガキ絵】「さわやか子育て講座」生きるための知恵を教える