【自然療法の話】心の浄化法NO2 自然とのかかわりの中で、心を浄化する方法について

こんにちは。

墨彩画家でセラピストの桂颯(けいそう)です。

 

さて、今回は、

前回【自然療法の話】

「淀んだ心をすっきりさせたいときは?

心の浄化法について解説します」の続きで、

心の浄化法NO2として、

自然とのかかわりの中で、心を浄化する方法について、

解説していきたいと思います。

 

山歩きしたり、ハイキングに行ったり、

海や川で遊んだりして、自然の中に身を置いた時、
心がどかーんと広がって、

なんともいえない心地よさに包まれたり、

清々しく、さわやかな気分になったりした経験はありませんか?

 

自然の中に入ると、癒し効果が得られることは、
ここで、わざわざ説明しなくても、

すでに皆さんは、経験的にご存じのことと思います。

以前は、森林セラピーという言葉がはやっていましたが、

今では、自然セラピーという言葉も出てきているんですね。

 

自然セラピーは、

海や川、山や森などの自然の力を利用して

癒されようというもののようです。

 

自然が人に与えるリラクゼーション効果は、

さまざまな研究によって実証されています。

 

千葉大学では、

自然セラピーが、人体の生理機能、

すなわち脳活動や自律神経系、内分泌系、免疫系など、

人体の生理機能に及ぼす癒し効果を科学的に検証し、

数々の興味深い情報を発信していますので、
ご覧になると良いと思います。

千葉大学 自然セラピープロジェクト

 

千葉大学環境健康フィールド科学センター教授

副センター長である宮崎良文氏が、

発信しておられる「花と緑 癒しの科学」では、
次のようなことを説明されていました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

人は、6~700万年間、自然環境下で過ごしていて、

産業革命以降の、都市環境下での期間は、

2~300年に過ぎない。

99.99%以上を自然環境下で過ごしてきたことになる。

遺伝子は、数百年という短期間では変化できず、

脳も心臓も含めて、自然環境に適応した体をもって、

現代社会を生きているので、どうしてもストレス状態になる。

ここ最近の急激な情報技術の進展により、

私たちのストレス状態は、さらに高まっている。

 

そんな状況下にあるので、自然に触れると、

私たちは、本来の「人としてのあるべき状態」に戻り、

体や心がリラックスする・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

宮崎先生のお話は、大変、納得のいくものだと思いました。

つまり、
私たちの体は、現代社会には適応しておらず、

自然の中にいることで、

本来の自分に戻れるということなんですね。

 

自然が持っている癒し効果については、
自然療法の世界では、

古くから言い伝えられてきていることです。

 

そうした自然が持つ癒し効果が、

科学的に実証されていくのは、嬉しい限りです。

 

さて、これから先が、

心の浄化をテーマとする自然療法のお話です。

 

心の浄化法1 滝や渓谷を見る

心を浄化したいときに、最もお勧めしたいのは、

滝や渓谷など、清流を見に行くことです。

 

そうした場所は、特にマイナスイオンが豊富で、

身体に良いことは、すでに認められていることですが、

自然療法的に言えば、

滝や渓谷を見たり、触れたりすることで、

心に、抱えているネガティブ感情が、

水とともに、一緒に流れていく感覚になることです。

「どうか、自分のネガティブ感情を一緒に流してください」

と願うと効果的です。

ネガティブな想いの一切合切を浄化してください。水墨画「関之尾の滝」

 

また、水の流れる音には、1/fのゆらぎがあり、

心の安定をもたらしてくれます。

【墨彩画作品 大日如来の写仏】大いなる宇宙のリズムを感じる

 

心の浄化法2 大木に触れる

両手を横にいっぱいに広げて回しても、

手が届かないくらい大きな木には

邪気を吸い取ってくれる作用があります。

 

これは、タイ式マッサージをタイに習いに行った際、

購入した本にの中で「邪気を払う方法」として

書かれていました。

 

セラピストは、時々、

お客様から「邪気」を頂くことがあるので、

そうした邪気を払うために、大木に触れたり、

手をかざしたりする方法が述べられていたのです。

 

信じられないかもしれませんが、

これは本当にあることで

私は、何度もお客様から「邪気」を頂いて、

苦しい目にあったことがあります。

 

私は、感度が良すぎるのかもしれませんが、

セラピストをやめた理由の一つでもあります。

 

実は、私は、このことを知る前から、

この大木セラピーを行っていました。

 

腹が立ったり、嫌なことがあると、
無性に会いたくなって、車を走らせ、

狭山公園にある大きな銀杏の木に会いに行っていました。

銀杏の木にもたれかかって、

しばらくぼおーっと過ごしていると、

なんとなく気が晴れてきたからです。

 

私は、心がよどんでくると、

無性に、滝や渓谷、大木に会いたくなるのです。

これは、本能なのだと思います。

 

しかし、

自然を求めて、遠くまで行かなくても、
身近で、心を癒したり、

浄化したりする方法があります。

心の浄化法3 ラベンダーとお線香

アロマテラピーのラベンダー精油には、

浄化作用があるといわれています。

 

これは、

ラベンダー精油が持っている香りの「癒し効果」とは別の

スピリチュアル効果によるものです。

 

東洋医学で、

人には、「気」という生命エネルギーがあると

以前お伝えしましたが、

実は、植物にも、こうしたエネルギーがあると

考えられているのです。

 

これについては、いつか、

ホメオパシーという自然療法で、解説いたしますね。

 

ラベンダー精油の使い方は、

ラベンダー精油でルームフレッシュナーを作って、

部屋にスプレーしたり、

アロマランプに数滴たらしてランプを灯し

部屋や自分を浄化するというものです。

さわやかな香りとともに、

お部屋が清浄になった感覚を味わえますよ。

 

ルームフレッシュナーの作り方

100mlの遮光性スプレー容器に、

消毒用アルコールを20ml入れ、

ラベンダー精油20滴をたらし、よく混ぜます。

次に水を80ml加えよく混ぜて、

容器のふたをすれば出来上がり。

また、お線香を焚いても、同様に浄化できます。

仏教では、お線香で体をお清めする習慣がありますよね。

私は、毎朝、大好きな香りのお線香を焚きます。

その日一日、

すっきりと新鮮な気持ちで過ごせる気がするからです。

心の浄化法4 好きな植物を見る

植物のお花や緑を眺めるだけでも、

癒し効果や身体の生理機能を調整効果があることは

実験的に明らかです。

 

調整効果とは、

血圧の高すぎる人は低くし、低すぎる人は高くし、

気分が沈んでいる人は元気に、
興奮している人は、リラックスするということです。

 

千葉大学の自然セラピープロジェクトチームでは、

「自分の好きな自然を選ぶ」と、

自然セラピー効果はさらに高まると述べています。

 

公園の散歩でも、ガーデニングでも、

観葉植物などの緑でも、お花でも、

自分が心地いいと思える自然を選ぶことが

大事なのだそうです。

 

植物が与えてくれる浄化効果について

しかし、私は、もっと別の視点から、

植物が私たちに与えてくれる浄化作用について

お話したいと思います。

 

それは、植物が「無心に生きている」ということです。

そこには、植物が天に命をゆだねている美しい姿があります。

 

あの有名な良寛さんの詩に、次のようなものがあります。

花 無心にして 蝶を招き、
蝶 無心にして 花を訪ぬ。
花 開くとき 蝶 来たり、
蝶 来るとき 花 開く

花は、蝶を招こうとして咲いているのではなく、

蝶に、花を訪ねようという心があるのでもない。
花が咲くと、蝶が飛んできて、

蝶が飛んでくるときに花が咲いている。

ただ、天地の道理にしたがって生きている。

 

私たちは、そうした植物の姿に、

心を浄化されるのではないでしょうか?

心の浄化法5 墨彩画セラピー

蓮の花とかわせみ2

これまで述べてきたことからもわかるように、
お花や緑を見ながら、描く墨彩画には、

心を癒し、浄化する効果があることがわかります。

実際に、私は、

人生観が変わるほどの癒し効果を感じているのですから。

また
私たち、日本人は、

西洋人とは異なる感性をもっています。

それは、自然と一体感が持てる「自然とのシンクロ性」という

独特の感性です。

 

これは、キリスト教と仏教や神道の違いに

根差しているとも言えますが、

日本の場合は、もっと古く、

自然の山や海を神として崇めてきた

日本人の信仰に根ざした感性かもしれません。

 

西洋思想では、人間は特別な存在であり、

一段上にいると考え、人と自然は縦関係にあります。

 

しかし、私たち日本人は、

自然と対等関係にあり、

自然の中に自分を没入させる感覚を得ることができます。

 

墨彩画を描く時、

まさに、この感覚になることができるのです。

 

自分とお花とが一つになる感覚です。

こうした没入感は癒し効果を高めてくれるそうです。

 

そうした日本人ならではの感覚で、お花を描き、

日本の伝統的な色合いの顔彩を用いて描く墨彩画には、

素晴らしい癒し効果や心の浄化効果があるのです。

 

私は、長年、墨彩画を描いてきて、

このことを強く感じるのです。

 

ただ、絵を描くのではなく、お花や緑と一つになり、

自然からの癒しエネルギーを頂きながら、絵を描いていく。

 

絵を描くことで、クリエイティブな感覚は磨かれ、

脳は活性化し、ボケ防止にも有用です。

 

そんな素晴らしい墨彩画を

皆さんにも、ぜひ、お勧めしたいと思うのです。

 

まとめ

今回は、

自然との関わり合いの中で得られる

心の浄化をテーマとして、自然セラピーについて、

そして、身近に得られるアロマやお線香の活用法、

また身近にお花や緑を見るだけでも癒し効果が得られること、

墨彩画セラピーについてもお話しました。

 

自然が与えてくれる癒し効果や心の浄化効果は絶大です。

ぜひ、参考にしてくださいませ。

 

前回、今回の2回にわたって、「心の浄化法」について

お伝えしてきました。

いかがだったでしょうか?

 

しかし、これらは、あくまで、ネガティブ感情を浄化する

対症療法的な方法です。

 

根本的にネガティブ感情を無くしていきたいならば、

心を浄化しつつ、

自分の心を育てていく必要があるように思うのです。

 

何故なら、

愚痴っぽい人は、

愚痴っぽくならないように心を育てていかなければ、

いつもまでも

愚痴を言いたくなるというネガティブ感情に襲われます。

 

怒りっぽい人は、

怒りっぽくならないように心を育てていかなければ、

怒りというネガティブ感情にずっと苛まれ続けることになります。

 

ネガティブ感情が起こる自分の心を見つめ、

それを正すよう心を育てていくことこそが、

心を浄化する根本治療なのです。

 

「さわやか墨彩画教室」のカテゴリーに、

墨彩画とさわやか心の育て方講座や

墨彩画とさわやか子育て講座を

作っているのは、そのためです。

こちらの方も、ぜひ、ご覧くださいませ。

【墨彩画作品集 禅語 放下着】怒りを手放すためには(その1)

さて、今回は、ここまでです。

最後まで、お読みくださりありがとうございました。

また次回、お会いしましょう。