【墨彩画作品 大日如来の写仏】大いなる宇宙のリズムを感じる

こんにちは。

墨彩画家でセラピストの桂颯(けいそう)です。

この作品は、

高野山清涼院ご住職で、高野山伝大阿闍梨 静慈圓氏の描かれた

大日如来の仏画を模写したものです。

前回は、墨線だけで写仏しましたが、

【墨彩画の参考資料 仏画】大日如来を写仏しました!

今回は、彩色して写仏しました。

仏教の世界では、いろいろな「仏さま」がいらっしゃいますが、

大日如来は、最高位の仏さまで、

他の仏様は、すべて大日如来が変身した姿なのだそうです。

 

空海が伝えた密教の教えでは、

大日如来は、「宇宙そのもの」であり、

あらゆる生き物も「大日如来」から生まれたとされています。

 

この考え方は、

キリスト教などにおける「創造主」としての

神の存在に近いものがありますね。

 

いずれにしても、

人間の常識では、とても想像のつかない「創造主」の存在を

目に見える形で、具現化したものが「大日如来」ということでしょうか。

私たちが、受けてきた義務教育の中では、

このような宗教にかかわる授業はありません。

だから、多くの日本人は、あまり考えることはないと思いますが、

 

さまざまな自然療法や東洋医学を学んでいくと

そうした「創造主」「天のはからい」の存在を

どうしても、感じないわけにはいかなくなってくるのです。

私たち日本人は、子供のころから、

あらゆる物事を科学で分析していく

西洋の考え方を身に着けてきています。

 

だから、科学で証明されていないことは、

存在しないと考えがちです。

しかし、この世には、まだまだ科学では証明されていない、

不可思議な世界がたくさん存在しているように思います。

 

このわけのわからない「宇宙そのもの」という存在を、

わけのわからないまま、

「仏さま」として、拝むという、

この東洋人のおおらかさが、私は好きです。

そして、私も、

わけがわからないけど、

「天のはからい」は、存在すると確信している一人なのです。

 

さて、前置きが長くなってしまいましたが、

今回は、この不可思議な現象の一つとして、

「大いなる宇宙のリズム」というテーマで、

以下の順番で、お届けしていこうと思います。

この講座の最後に、

この大いなる宇宙のリズムの中に、

溶け込んでいけると感じられるほど、

心地よい呼吸法をご紹介しますので、

楽しみにご覧ください。

 

「1/f ゆらぎ」の癒し

皆さんは、「1/f ゆらぎ」という言葉をご存じでしょうか?

「1/f ゆらぎ」とは、

自然界に多く存在する、私たちが、心地よいと感じたり、

心からリラックスできる「ゆらぎ」のことです。

 

一定のようでありながら、実は予測できない不規則なゆらぎ、

それが、「1/f ゆらぎ」で、

ろうそくや焚火の炎、

川のせせらぎ、海の波、雨の音、

木々をわたる春風、小鳥のさえずりの中に存在し、

人は、それを見たり、聞いたりすると、

心地よく落ち着いた気分になります。

 

この「1/f ゆらぎ」が科学的に発見されたのは、

ほんの数十年前のことで、波形としてあらわされたみたいです。

しかし

何故、「1/f ゆらぎ」が心地よく感じられるのか

ということについては、

いまだ謎のままのようです。

 

私は、「宇宙のリズム」と私たちの体のリズムが、

どこかで、共鳴しているからではないかと

想っています。

 

クラシック音楽に存在する「1/f ゆらぎ」

よくモーツアルトには、「1/f ゆらぎ」があると

言われますが、

リズムが不規則な現代音楽ではなく、

古典的なクラシックの音楽には、「1/f ゆらぎ」は

多く存在するように思います。

私は、30年間、アマチュアのオーケストラで、

フルートを演奏してきましたが、

初めて、このゆらぎを知ったのは、

ヨハン・シュトラウスのウインナーワルツを

練習していたときでした。

 

私たちは、小学生のころ、

音楽の授業で、3拍子というと、

正三角形のイメージで、1,2,3と等間隔で、

拍子をとるように教えられました。

しかし、実際にワルツを演奏するときには、

それぞれの拍の長さは異なり、

いち、にい、さーーーんと、三拍子目が一番長いのです。

非常に心地よい、この三拍子のリズムは、

ワルツを踊るときに、最も踊りやすいリズムなのだと思いました。

まさに、

一定のようでありながら、予測できない不規則なゆらぎです。

それは、4拍子にも、6拍子にも存在しました。

そして、長く演奏をしているうちに気が付いたのは、

この音楽の中で感じる、心地よいゆらぎは、

作曲者と、演奏者、指揮者の心が共鳴したときに

生まれるということでした。

そして、そのリズムは、

それぞれの人の持つ気のエネルギー、

深い人生観から生みだされていました。

 

人体のリズム

私たちの体の中にも、リズムが存在します。

心臓の鼓動や肺の呼吸は宇宙のリズムを基準とし、

子宮は月を基準として、そのリズムを繰り返しています。

また頭脳は、一日を基準としているので、

朝めざめ、夜は眠くなるというリズムで活動します。

つまり、私たちの体は、本来、

この「宇宙のリズム」に連動して生きているので、

これに反する生活をすると、

バランスがくずれ、

心身症や自律神経失調症、不整脈などになってしまうのです。

昼夜逆転の生活や時間に追われる生活が、

どれほど、心身に悪影響を及ぼすか、

想像するだけで恐ろしくなりますね。

規則正しい生活をすることは、

健康を守る必要条件なのです。

大ため息法

いつでもどこでも、簡単に行うことができて、

効果抜群、

身も心もゆるめ、「宇宙のリズム」と一体となれる、

素晴らしい呼吸法をご紹介します。

私の尊敬する伊藤真愚先生の推奨される「大ため息法」

という呼吸法です。

 

① 下腹へ空気を押し付けるように入れ、

だんだん上腹へ、最後に胸に入れ、

体いっぱいに空気を詰め込みます。

② いっぱいになったら、ちょっと息を止めます。

③ 苦しくなったら、ファーっと、口をたっぷりあけて

一気に全身を脱力します。

そのまま静かに、からだが緩んでいく状態を味わいます。

骨の髄、体の芯からゆるむ感覚を観察し、

ゆったりと頭がからっぽの状態になる感覚を味わいます。

④ ここが「宇宙のリズム」と共鳴できる原点です。

しばらく、このゆるんでいる状態を大切に味わい、

やがて、また次の息を吸いたくなるまで、ゆっくり待ちます。

そのとき、光をさんさんと浴びているイメージを持ちましょう。

⑤ この呼吸法は、2~3回くりかえします。

 

私は、この「大ため息法」を

畳の上で、大の字になって、

宇宙に身を投げ出すような感覚で行います。

これを何回か繰り返していくうちに、

浅かった呼吸が、

深く、ゆったりとした、本来の呼吸に変わってきます。

ぜひ、お試しください。

まとめ

今回は、「大いなる命のリズム」というテーマで、

f/1 ゆらぎ、宇宙と連動する人体のリズムについて、

そして、究極の癒しの呼吸法「大ため息法」について

解説しました。

いかがでしたか?

今回は、ここまでです。

次回、またお会いしましょう。