【顔彩で描くエノコログサ】エノコログサを幻想的に描いてみよう!

こんにちは。

墨彩画家でセラピストの桂颯(けいそう)です。

 

さて、今回の主人公は、
秋になると、空地や公園などで、

おなじみの「エノコログサ」です。

 

エノコログサは、

どこにでも見られる雑草の一種ですが、

ちょっと工夫すれば、

りっぱな墨彩画の主人公になります。

 

今回は、そんなエノコログサの面白情報や、

エノコログサを幻想的に描く方法について、

解説していきましょう。

猫が大好き、エノコログサ

エノコログサは、

別名「猫じゃらし」とも言われています。

 

エノコログサを猫の前で動かすと、

じゃれつくことから「猫じゃらし」と

呼ばれるようになったみたいです。

実際、本当に、猫が大好きなのです!!

 

エノコログサを描くために、空き地から採ってきて

花瓶に挿して、机の上に置いておいたのですが、

目を離したすきに、うちのにゃんこ達が

ばらばらに引き抜いて、遊んでいました。

 

大人しそうに寝ていますが、この子たちが犯人です。

猫の前でわざわざ動かさなくても、

あの独特の形は、猫にとって魅力的なんですね。

 

新しいエノコログサを採ってきて、

今度は、靴箱の上に置いておいたのですが、

すぐに見つかって、ばらばらに解体されていました。

 

エノコログサを部屋に置いておくのは、無理みたい・・・。

仕方ないので、絵を描かない時は、
花瓶ごと、外に出しておくことにしました。

 

そのくらい、猫にとっては、

エノコログサは、魅力的に映るのでしょうね

 

あのふさふさした穂が獲物のように見えるのでしょうか?

 

でも、エノコログサは、

猫や犬の体に悪い影響があるみたいなので、

遊ばない方がよいらしいのです。

あるネット記事に書いてありました。

検証はしていませんが、リスクは避けた方が無難です。

 

エノコログサの名前の由来

エノコログサ独特の穂の形が、

犬の尻尾みたいに見えることから、

「犬ころ草」と言われ、

その後「エノコログサ」となったといわれています。

 

漢字で書くと、「狗尾草」と書きます。

「狗」は、犬を表す漢字ですね。

面白いことに、

イギリスでは、狐の尻尾という意味の、
「Foxtail grass]と呼ばれているんですね。

Foxは、狐。tailは、尻尾ですね。

エノコログサとは

エノコログサの穂から想像できるように、
イネ科の植物です。

イネ科エノコログサ属

縄文時代後期に、粟とともに日本に入ってきたそうです。

あの毛に覆われた穂は、「花穂」。
つまり、あの穂の部分には、お花があるんですね。

お花は、どこにあるんでしょう?
よくわかりませんね。

 

そこで、好奇心旺盛の私は、早速、

「花穂」について、ネット検索で調べてみました。

 

「花穂」は、

「はなほ」ではなく、「かすい」と読み、

穂のような形に咲く花のこと、とか、

1本の軸に多数の花が密について、

穂状にみえるものを指すとか、

説明がありました。

やっぱり、あの穂は、エノコログサのお花だったんだ。

ただ、
小さな実のように見える小穂の中に

お花が内臓されていて見えないのだそうです。

 

小穂から、多数の毛が突き出し、

ブラシのように見えるんですって。

 

やっぱり、お花なんだ。

その証拠に、エノコログサには、花言葉がありました。

「愛嬌」「遊び」

確かに、納得のいく花言葉かも・・・。

 

描き方について

 

今回は、夕焼けをイメージした赤い背景に、

白いエノコログサで、秋の美しい一日を

幻想的に描いてみました。

 

この後に、描き方動画をアップしていますが、
撮り忘れたところがあるので、

ダイジェスト版になっています。

 

なので、ここで補足として、

少し詳しく解説していきたいと思います。

背景について

最初に、辰砂+鮮光黄+墨を薄く混色して

刷毛で全体に塗ります。

 

辰砂と鮮光黄だけだと、

明るく美しい色になりますが、

秋の物淋しい雰囲気や深みを出すために、

墨を混色しました。

実際は、画像より、もう少し明るい色です。

背景の色で、絵の全体のイメージが決まります。

以前「絵の統一感はどうやって作る?」で解説したように、

背景の色は、絵のベースカラーになるからです。

【顔彩だけで描く日本画 蓮の花とかわせみ】絵の統一感は、どうやって作る?

私は、60代後半なので落ち着いた色が好きですが、

若い人なら、墨を混色しなくても良いかもしれませんね。

 

絵具は、乾くと、塗った時より、

かなり色が薄くなります。

塗ったときと、乾いた時の、印象はまるで変るので、

注意が必要です。

 

なので、塗っては乾かし、塗っては乾かしという作業を

数回行い、徐々に背景の色を濃くしていきます。

 

エノコログサの穂の部分

真っ白く象徴的に描きたかったので、

下塗りから、本塗りまで、胡粉を使い、

何度か塗り重ねていきました。

 

エノコログサの葉や茎

茎や葉っぱは、変化を出したかったので、

鮮光黄や黄土で下塗りをしました。

 

当初の予定では、

胡粉だけで、エノコログサを下塗りし、

その上から、辰砂+鮮光黄+墨の背景色を塗り重ね、

それを何度か行うことで、

エノコログサの色に変化をつけていくつもりでしたが
胡粉は定着が弱く、すべて流れてしまいました。

 

仕方ないので、他の絵具を使って、

色の変化を出したのです。

 

仕上げ

エノコログサの穂の白い部分が象徴的に見えるように、

胡粉を使って、仕上げます。

面相筆の先を割り、細かくして描いていきますが、

胡粉の濃度が濃すぎても、薄すぎても、

うまく描けませんので、事前に練習して、

慎重に描いていきます。

描き方動画

まとめ

今回は、エノコログサについての基本的情報や面白情報、
そして、描き方について、解説しました。

いかがだったでしょうか?

今回は、ここまでです。

最期まで、お読みくださりありがとうございました。

次回、またお会いしましょう

こちらもご覧くださいませ。

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