【顔彩で描く絵手紙シリーズ】タンポポの描き方:タンポポのしたたかな戦略とは?

こんにちは。
墨彩画家でセラピストの桂颯(けいそう)です。

今回は、「顔彩で描く絵手紙シリーズ」として
タンポポの描き方をお届けします。

たんぽぽというと、
「踏まれても踏まれても、へこたれない逞しい雑草」の
イメージですよね。

しかし、実際のところ、
タンポポは、踏まれたら立ち上がらないのです。

そこには、もっと、したたかで巧妙な生き残り戦略があったのです。

今回は、タンポポの描き方を解説した後、
こうしたタンポポの逞しい戦略について
解説したいと思います。

また、今回の描き方では、
初心者でも、確実に描ける方法を考えました。

まずは、描き方ポイントについて解説します。

その後、描き方動画をご紹介します。

この動画は、わかりやすく丁寧に作成しています。

描く行程を省略せずに、全て使っていますので、
ご覧になれば、ほぼご理解いただけると思います。

そして、動画の後には、もう一つのテーマ
「タンポポのしたたかな戦略とは?」について
解説いたします。

タンポポの生き残りをかけた、
その強かな戦略を知ると、
道端に何気なく咲いているタンポポも
全く違った姿に見えてくるから不思議です。

ぜひ、最後までご覧くださいね。

初心者のための描き方ポイント

ポイント1、下絵を2B鉛筆で描く

顔彩や筆に慣れない時期に、いきなりハガキの上に
筆で下絵を描くのは、かなり勇気がいりますよね。

墨の下絵は、一髪勝負。
訂正ができないからです。

しかし、鉛筆だと練り消しゴムで、
うまく描けなかったところを
消すことができます。

練り消しゴムは、一般的に使われているプラスチック消しゴムと違って、
あまり画仙紙を傷めません。

流石に、ゴシゴシ、何度も何度も消していると、
練り消しゴムといえども、
画仙紙はボロボロになってきますので、
数回程度の使用にとどめておいた方が無難です。

また鉛筆の線は、2B以上のもので、
薄めに描くことがおすすめです。

薄めに描いておけば、練り消しゴムで消す時も、
紙に負担を少なくてすむからです。

鉛筆で描いた線上を面相筆(小)を使って、
顔彩でなぞって下絵を描きます。

ポイント2、チャコペーパーで転写すれば簡単

「さわやか墨彩画教室」初級講座では、
この方法を最初にご紹介しています。

チャコペーパーて転写する方法なら、
失敗なく、下絵を完成させることができるからです。

ハガキに鉛筆で描く自信のない方は、
この方法をおすすめします。

チャコペーパーを購入する必要がありますが、
一つ持っておくと、ハガキ大に切って使いますし、
その1枚も、数回使用可能なので、
かなり長く使えます。

ポイント3、タンポポの花びらを描くには、面相筆(小)を使う

面相筆の大きさは、数種類ありますが、
今回のように、細かい花びらがある場合は、
面相筆(小)が便利です。

それでも、今回の花びらのように細かい筆遣いが苦手な方は、
花びらの外側の半分だけ描くとか、
あるいは数枚分の花びらを一枚に端折って描くなど、
工夫しても良いと思います。

でも、筆遣いのとても良い練習になりますので、
頑張って、チャレンジしてみてくださいね。

ポイント4、シンプルな葉っぱの着色は丁寧に。

タンポポ特有の葉っぱのギザギザは、
思い切りシンプルにしました。

手前の葉っぱと奥の葉っぱも、
シンプルに色分けしました。

なので、線からはみ出ないように、
丁寧に着彩することが、うまく見えるポイントとなります。

描き方動画

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Youtubeの「桂颯」「さわやか墨彩画教室」では、

他にも、さまざまな描き方動画を

アップしていますので、お気軽にご覧いただけます。

そして、Youtube動画の詳しい解説は、

こちらのブログで行なっています。

つまり、両方をご覧になると、

しっかりご理解いただけると思いますので、

よろしくお願いいたします。

タンポポについて

  タンポポは、

キク科タンポポ属の総称で、道端や公園などで、
さまざまな種類が自生しています。

春になると、黄色い花を咲かせ、花が枯れると、
白い綿毛のような種ができて、
風にのって飛んでいく姿が見られます。

ありふれた雑草の一種でありながらも、
なんとなく親しみを感じる植物ですね。

少し苦味があるのですが、葉っぱは食用にできるそうです。

また根っこは、「タンポポコーヒー」になるんですね。
自分で作ったことはありませんが、
市販のタンポポコーヒーは、ノンカフェでもあるので、
好んでよく飲んでいました。

踏まれたら立ち上がらない戦略?

  タンポポは、踏まれても踏まれても、
へこたらず立ち上がるど根性植物というイメージですが、
実は、数回踏まれたら立ち上がらなくなります。

何度も踏まれる場所だと、立ち上がることをやめて、
茎を横に伸ばして花を咲かせる戦略をとるのです。

茎を高々と伸ばして花を咲かせるタンポポは、
あまり踏まれない場所にいるということなのでしょう。

今回、撮影したタンポポは、ほとんど茎がありませんでしたから
よく踏まれる場所にいたんですね。

また、タンポポの葉は、ギザギザの切れ込みが入って、
地面にベタっと放射状に広げています。

これも踏まれることに強い形なのです。

日当たりの悪い日陰に咲くタンポポの葉は、
太陽の光を多く浴びることができるように、
葉の枚数が少なく、切れ込みは浅くなっていますが、


日当たりの良い場所に咲くタンポポは、
重なった葉の隙間から差し込む光でも光合成ができるように、
葉の切れ込みは深くなっているのだそうです。

ニホンタンポポとセイヨウタンポポの戦略

これは、セイヨウタンポポ

タンポポには、大きくわけて在来種のニホンタンポポと
帰化植物のセイヨウタンポポがあります。

セイヨウタンポポは、生命力がとても強いことから、
日本では、セイヨウタンポポの方が多く見られるようになりました。

なんと、セイヨウタンポポは、その旺盛な繁殖力のために、
環境省が指定している「要注意外来生物」の
「ニホンの侵略的外来種ワースト100」の
一つに選定されているそうです。

セイヨウタンポポの戦略

  • 小さくて軽い種子を作るので、
    遠くまで飛ばすことができる。
  • 花粉に関係なく、自分だけで種子をつくることができる。
    つまり無性生殖によって、どんどん増える。
  • 一年中、花を咲かせることができるので、
    種子をばらまくことができる。
  • 葉が動物に食べられても、芽が残っていれば
    そこから増える。

ニホンタンポポの戦略

  • 大きな種子を作る。他の植物と競って伸びる上で有利
  • 他の花の花粉と交配することで、
    バラエティに富んだ子孫を残すことができ
    多様な環境に適応できる。
  • 昆虫に花粉を運ばせる
  • 春にしか咲かないが、咲き終わって種子を飛ばすと
    根だけ残して枯れる。しかし、夏には他の植物が生い茂って、
    タンポポには光が当たらないので、
    他の植物との戦いを避けて、地面の下でやり過ごす戦略をとる。

セイヨウタンポポとニホンタンポポは、
それぞれの異なった戦略で、たくましく生きているんですね。

タンポポって、すごい!!

セイヨウタンポポとニホンタンポポの見分け方は、
お花の下についてている萼の形です。

セイヨウタンポポの萼は、反り返っています。
つまり、上の写真は、セイヨウタンポポですね。

まとめ

今回は、「顔彩で描く絵手紙シリーズ」として
初心者向けタンポポの描き方をお届けしました。

まず初心者向けにした今回の描き方ポイントを解説した後に、
描き方動画をご紹介しました。

そして、動画の後には、もう一つのテーマである
「タンポポのしたたかな戦略とは?」について
解説しました。