【顔彩で描く絵手紙シリーズ】癒される猫の描き方

こんにちは。
墨彩画家でセラピストの桂颯(けいそう)です。

「顔彩で描く絵手紙シリーズ」第4段は、
癒される猫の描き方をご紹介します。

今回のモデルは、うちの15歳になる猫のらんちゃんです。

実は、以前、らんちゃんのハガキ絵の描き方は、
「さわやか墨彩画教室」の講座でご紹介しているんですよ。

構図も全く同じです。

ただ、その時は、中級講座でしたので、
ハガキは、画仙紙ではなく、白麻紙で描いています。

画仙紙よりも、白麻紙の方が、
より繊細に表現できるんです。

詳しくは、動画の後に解説いたしますね。

今回は、初心者向けの「絵手紙コース」なので、
いかに、わかりやすく簡単に描くか、
について工夫をいたしました。

いつものように、まずは、
先に「描き方動画」をご覧ください。

動画の後に、詳しい解説をしていきますね。

目次

描き方動画

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画仙紙と白麻紙の違いについて

上の画像は、画仙紙のハガキに描いたものです。

らんちゃんの昼寝

こちらは、白麻紙に描いたものです。

この2枚の絵を見比べてみて、違いをご理解いただけたでしょうか?

全く同じモデルで同じ構図で描いた絵ですが、
印象は、まるで異なりますね。

紙の質があがると、ぐっとリアルに描くことができるのです。

墨彩画初心者の皆さんは、
筆づかいや顔彩の使い方に慣れてきたら、
ぜひ、中級講座に進んで、描いてみてくださいね。

猫の表情について

今回、描きたかったのは、「癒される猫の表情」です。

絵手紙のお花だったら、ハガキにいきなり骨描きして、
多少、線が太くなっても、歪んでも、さほど問題にはなりません。

絵手紙の場合、味わいになるからです。

しかし、猫の表情まで描きたいと思ったら、
墨の線は、とても重要になってきます。

体の線、目の線、耳や手の位置など、
ほんの少しの線のずれで、
全く違う表情になってしまうんです。


こちらは、最初に描いたものですが、
なんとなく、表情が硬く、癒し感が出ていませんね。

肩の線や目の線が硬く、髭も太くなってしまったからです。

一発勝負に下絵を描こうとすると、
それだけで、プレッシャーを感じてしまうんですね。

でも、墨で骨描きする前に、
鉛筆で、ごくごく薄い線を少しだけひいておくと、
とても描きやすくなります。

猫の表情まで描きたいと思ったら、
鉛筆の下書きをおすすめします。

猫は題材の宝庫

昔から、猫を描きたくて、
ときどき、スケッチをしています。

しかし、そのときの猫の姿だけでなく、
表情まで捉えたいと思っているんです。

例えば、左のらんちゃんは、
私が見ている本の上に、どかっと座って
私を見て!」と背中で叫んでいます。

わんちゃんと違って、
後ろを向いているところが、
いかにも猫らしい。

でも、耳が片方だけ、下がっているでしょう?

らんちゃんは、
心のどこかで、「怒られるかも」と
気がひけているのかもしれません。

実は、らんちゃんは、空気を読める子なのです。

それでも、やっぱり、自分に気をひきたい!

天真爛漫ならんちゃんは、
やっぱり、どうしても、自分に気をひきたいんですね。

だから、本の上から、どこうとしません。
愛しいらんちゃん!!

耳の動き一つで、らんちゃんの気持ちが描けるって
おもしろいと思いませんか?

猫は、題材の宝庫なのです。

これからも、癒しの絵手紙として、
猫の絵手紙にチャレンジしていこうと思っていますので、
楽しみに待っていてくださいね。

まとめ

今回は、

「顔彩で描く絵手紙シリーズ」癒される猫の描き方について
動画と解説をいたしました。

また、画仙紙と白麻紙の違いについても解説しましたね。

いかがだったでしょうか?

今回は、ここまでです。

最後まで、お読みくださりありがとうございました。

次回、またお会いしましょう。