【顔彩で描く模写シリーズ】若冲の雄鶏図⑤:実物は、4倍以上の大きさだった!!

こんにちは。
墨彩画家でセラピストの桂颯(けいそう)です。

さて、今回は、いよいよ、雄鶏の頭部の模写の描き方について
解説いたします。

と、その前に、

先日、偶然立ち寄った本屋さんで
すごい本を見つけて購入したので、
ご紹介します。

本屋さんで見つけたすごい本

なんと、若冲の「動植綵絵」の絵が、
原寸大で掲載されているのです。

ちょうど、若冲の鶏図を模写していて、
細部がわからず苦労していたので、
お財布には、厳しかったのですが、
迷わず購入しました。

著作権の問題で、中身をお見せすることはできないのですが、
表紙をご覧になっただけでも、おわかりになりますよね。

表紙に描かれている羽は、
動植綵絵の「老松白鳳図」の中の
鳳凰の羽ですが、こんなに細かく描かれているとは
驚きです。

以前、【墨彩画の参考資料】伊藤若冲って、どんな画家? 
という講座でご紹介したときの画像は、下のものです。

普通は、このぐらいの写真でしか、見ることはできないのです。

これを拡大しても、ぼんやりしていて、
詳細は、わかりません。

今回、私は、雄鶏図を模写するのに、
分厚い拡大鏡を片手に持ちながら描いていったのですが、
この本を見たときには、笑いが止まりませんでした。

ラッキーなことに、丁度、私が模写している
「向日葵雄鶏図」も掲載されていたからです。

ただし、絵全体ではありません。

頭部、尾羽、脚の一部づつの実寸図です。

もっと早くに、この本に出会えていたら、
こんなに苦労しなかったでしょうに。

本当に残念ながら、実寸の絵をご紹介できないので、
私が模写している鶏の頭部と、実寸の頭部を
トレーシングペーパーに写して、比較してみました。

左が私の模写図で、右が実寸の大きさです。

実寸図は、私の描いた模写図の4倍くらいの大きさでしょうか?

これほど大きかったのなら、
もう少し楽に模写できたことでしょう。

ちょっと悔しさはありますが、
うちのお部屋に飾るには、実寸大では、ちょっと大きすぎるので、
仕方ありませんね。

頑張って、この小さな絵で仕上げていきましょう。

模写図

現在、ここまで仕上がっていますが、
今回、ご紹介するのは、お顔の部分です。

鶏冠は、全体に点描

鶏冠の影の部分は、薄墨をぼかしいれます。

鶏冠全体に、点々を打っていきます。

面相筆だと点が細くなってしまうので、
削用筆でゆっくり点描しました。

鶏の目

鶏の目の部分の黒い部分は、濃い墨で
くっきり描きます。

目は、最も大切な部分なので、
慎重に描きます。

白い点々

この白い点々が、何を表しているのかはわかりませんが、
鶏冠の点描よりは、さらに小さな点描なので、
こちらは、面相筆で描き入れました。

まとめ

今回は、頭部だけの解説にいたしました。

残念ながら、これから描く模写図の残りの部分の
実寸図は、ありませんでした。

仕方ないので、他の鶏図の胴体の羽の部分を
参考にして、残りをかき上げていくつもりです。

本当に、若冲という人は、すごい人です。

ご紹介した本の著者は、
「錦のように色鮮やかな鶏の羽は、若冲の超絶技巧だけfが
なしえた極彩色のアラベスク」の評していました。

もしかしたら、若冲の鶏図を、
しかも、4分の1サイズで、顔彩で模写するなんて、
無謀な挑戦だったかもしれませんね。

ちょっとくじけそうですが、

でも、絵の上達のために、頑張りましょう!

今回は、ここまでです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

次回、またお会いしましょう。