府中市郷土の森公園「修景池」で撮影したハスの花の写真
こんにちは。
墨彩画家でセラピストの桂颯(けいそう)です。
冒頭でご紹介した蓮の花の写真、きれいでしょう?
これは、府中市にある郷土の森公園のハス池で撮影した蓮です。
とても便利な世の中。
ハスの花を描こうと思って、ネットで検索すれば、
ハスの花の写真は、いくらでも出てきます。
けれど、これらの写真を見て
いざ描こうとすると、不満がいっぱい。
ネットで検索して出てくる写真は、
画家の目で撮ってるわけではないからです。
もっと知りたい部分がいっぱいある。
やっぱり自分の目で見て、撮影した~~~~~い!!
というわけで、
今回は、府中の郷土の森公園に
見頃を迎えたハスの花の見学に行ってまいりました。
たくさん写真を撮ってきたので、
絵の参考資料として、
最後まで、ゆっくりご覧くださいね。
さて、今回、私が撮影してきた場所は、
府中市の郷土の森公園内にある「修景池」というハス池で、
約30種類のハスが栽培されています。
ハスの花は、毎年6~8月にかけて咲きますが、
見頃は、7~8月中旬と言われています。
ただ、ハスの花は日が高くなると花を閉じてしまうので、
朝の9時ごろまでに行かないといけません。
実は、この修景池(ハス池)は、
「大賀蓮」という古代蓮で有名なんですよ。
目次
大賀蓮とは
「大賀蓮」とは、大賀博士が、
1951年千葉県検見川で古代の丸木舟が発見された泥炭地を
発掘し、青泥層から出土した2000年以上前の種子を
府中市で発芽、開花させたことで有名な古代蓮で、
「大賀蓮」として世界的にも有名になりました。
大賀博士は、この大賀ハスの他、20種類のハスを
自宅や小学校、中央公園などで育成しました。
府中市は、昭和48年に、中央公園から、この修景池に
大賀蓮、妙蓮などを移植したのだそうです。
2000年以上も前のハスの種が発芽し、開花するって、
凄いことですよね。
なんだか、ロマンを感じます。
残念ながら、今回は、開花時期が合わず、
「大賀蓮」のお花には、出会えませんでした。
ではでは、これから蓮の花の写真集をご堪能ください。
蓮の写真集
蓮の花の開花期間は、4日間です。
開花初日、2日目、3日目と花弁の開閉を繰り返し、
4日目の午後には、全部散って、
花托(かたく)と雄しべだけになってしまいます。
いろんな時期のハスをご覧ください。
つぼみの時期
第1日目 わずかに開花する時期
第2日目 最も美しい開花状態の時期
第3日目 花芯が大きく露出する時期
私は、花芯が見えるこの時期のお花が
一番好きですし、描きたいと思います。
第4日目 花弁が次々に脱落する
花弁が散って残された花托(かたく)
花托の隣には、つぼみが映っています。
墨彩画を描く立場になると、
この花托も、見どころの一つです。
時期によって、花托の様子も変わってきますので、
しっかり観察しましょう。
いろいろな葉っぱの形
くるくるっと丸まった葉っぱも、
描きたい葉っぱの形です。
葉っぱが、反り返ったり、裏返ったりしています。
こうした動きのある葉っぱとお花を組み合わせると、
素敵な墨彩画が仕上がるんですよ。
絵を描く前は、お花しか目に入らず、
「きれいだなあ」で終わる方がほとんどだと思いますが、
墨彩画を描くようになると、
葉っぱや茎や花びらの落ちた花托など、
すみずみにまで目が向き、
お花が枯れた後まで味わい深く感じられるようになります。
これが、墨彩画を描く醍醐味なんです!!
さて、郷土の森公園では、蓮の花以外にも、
かわいい生き物たちに出会うことができました。
水辺で日向ぼっこする鴨たち
ここの鴨たちは、人馴れしているのか、
かなり接近しても、逃げません。
おかげで、くつろいだ鴨の姿を撮影できました。
鴨も、墨彩画のモチーフになるんですよ。
こういう時に、しっかり撮影しておきます。
池で泳ぐ鯉と亀
ネットで、蓮の花の絵を見てみると、
鯉がよく一緒に描かれていますが、
「本当に、一緒にいるんだあ」と思いました。
いつか、私も描いてみるつもりです。
最後に、郷土の森公園について説明しておきますね。
府中市の郷土の森公園とは
府中市矢崎町にあり、府中市が管理する大変広い公園です。
今回の目的である、修景池(ハス池)の他、
交通規則を学ぶことができる交通公園、
市民プール、総合体育館、バーベキュー場などがあり、
お子様連れでも、一緒に楽しめる公園です。
なんといっても、入園料、駐車場代無料は魅力です。
また博物館も併設されていて、
プラネタリウムも楽しむことができます。
アクセス:JR:京王線「分倍河原駅」からバスで10分
JR:「府中本町駅」から徒歩20分
まとめ
今回は、墨彩画の参考資料として、
府中市の郷土の森公園で撮影した
たくさんの蓮の写真をご紹介させていただきました。
いかがだったでしょうか?
次回から、これらの写真を用いて、
墨彩画の「蓮の描き方」について、
写生、下絵づくり、彩色など、
順を追って、解説していきます。
楽しみにしていてくださいね。
今回は、ここまでです。
最後まで、ご覧いただきありがとうございました。
次回、またお会いしましょう!