【自然療法の話】初めて出会ったとき、アロマテラピーは得体のしれないものだった!

こんにちは。

墨彩画家でセラピストの桂颯(けいそう)です。

さて、今回は、
私が初めてアロマテラピーと出会ったときの、

お話をしようと思います。

アロマテラピーとは

アロマテラピーとは、
植物から抽出した香り成分である精油を使って、

心身のトラブルを穏やかに回復し、

健康や美容に役立てていく自然療法です。

アロマテラピーについては、
「さわやか墨彩画教室」でも、たびたびご紹介して、

その素晴らしい効果についてお話していますね。

しかし、最初からすんなり

この自然療法を受け入れたわけではありません。

初めて、アロマテラピーに出会ったとき、

私はその全く知らない概念をなかなか受け入れられず、

大いに戸惑いました。

私は、薬剤師で、
病気を治すもの=西洋医学
と信じていて、

それ以外は考えたこともなかったので、

簡単には受け入れられなかったのです。

人間には、もともと、変化を嫌う性質があるからです。

そんな私が、次々に新しい自然療法を学び、

今ではすっかりはまっている。

不思議なものですね。

出会いの不思議

これまでの人生を振り返って思い返すと、
つくづく
「出会い」というものの不思議を感じないではいられません。

どうも、人は、
出会うべきときに、出会うべきものと、

出会うようになっているように思うのです。

それは、人だけではありません。

私にとって、アロマテラピーや墨彩画は、

運命的な出会いだったように思います。

プロフィールでご紹介した通り、

もともと、私は薬剤師です。

薬剤師の仕事には、薬局や病院での調剤以外にも、

薬事監査という仕事があります。

私は、急遽、知り合いに頼まれて、

輸入化粧品会社の薬事監査を2年間ほどやったのです。

薬事監査の仕事とは

私が行っていた業務は、

輸入した化粧品の配合成分を調べ、

日本の化粧品基準に適合しているかどうかを

監査することでした。

海外で販売されているものであっても、

日本では禁止されている成分や配合の上限が

設定されているものがあるからです。

担当する化粧品の成分を見せられたとき、
大いに面食らいました。

イランイラン
ベルガモット
マンダリン
ゼラニウムなどなど、

これまで見たことも聞いたこともない、
薬学部で習ったことのない、

全く知らない成分がたくさん配合されていたからです。

非常に困りました。

知らなければ、監査のしようがないからです。

化粧品に用いられる一般的な防腐剤や香料などなら、

ある程度、調べることができますが、
これらの成分については、

私の持っている本や資料のどこにも

掲載されていなかったのです。

非常に焦りました!!

間違った監査をすれば、違法者として

私の名前は、全国に公開されてしまうからです。

こんな仕事、受けなければよかった!

早速、書店やネットで調べて、
これらの成分が、

アロマテラピーで用いられる精油であることはわかりました。

しかし、アロマテラピーって何?

どういうもの?

皆目見当がつかないのです。

幸い、すでに日本で販売されている化粧品に、

配合されていて、安全性は確認できましたので、
なんとか監査OKということにしました。

とはいうものの、わけのわからない成分を
そのまま認めてしまうことに大きな不安が残りました。

でも、アロマテラピーというものが、
いったいどういうものか、本だけでは、

簡単には理解できないだろうと直感したのです。

そこで、私は、
アロマテラピー関連の商品を取り扱う

「生活の木」というお店に出向き、

直接、精油というものを確かめることにしました。

なるほど、精油とは、

とても強い香りのするオイルということはわかったけど、

だから何?

疑問は全く解決しません。

アロマテラピー検定試験を受ける

そこで、生活の木で見かけた

AEAJ(日本アロマ環境協会)主催の

「アロマテラピー検定試験」に関する教本を購入し、

どうせなら検定試験に合格し、

しっかり知識をものにしようと考えました。

数か月後、独学で、2級、1級試験に合格。

試験内容は、
アロマテラピーとは、どういうものか、
精油がどういう植物から、どういう方法で抽出されているか、
それぞれの精油には、どういう効果があるか、
アロマテラピーを扱う際の注意点とは何か、
精油は、どういうメカニズムで、

体内に入って効果を発揮するかなどなど、
アロマテラピーを正しく安全に楽しむための知識を問う問題と、

2種類の香りを嗅ぎ、

精油名を当てる香りテストが出題されます

2級の香りテストは、9種類の精油の中から、

1級は、17種の精油から出題されます。

知識問題は、それほど苦労はしませんでしたが、
問題は、香りテストでした。

何種類も香りを嗅いでいると、

もう、わけがわからなくなってくるのです。

今では、当たりまえのように、

香りの区別はつきますが、

当時はそんなものでした。

止まらないアロマテラピーへの探求心

その後、薬事監査の仕事はやめましたが、
アロマテラピーへの探求心はとまらず、

「生活の木」で、「アロマハンドケア」講座や

「アロマ化粧品づくり講座」「アロマ指圧講座」など、

さまざまな講座を受け、

その素晴らしい癒しの効果に、

すっかり魅了されていきました。

そして、数年後に、

アロマテラピーインストラクターと
アロマセラピストの資格を取得し、

自宅で、アロマサロンを開くこととなったのです。

アロマテラピーについて語ると、きりがないので、
次の機会に回すとして、今回は、
輸入化粧品に関する注意点と、
日本でのアロマテラピーの扱いについて
お話しておこうと思います。

輸入化粧品に関する注意点

もし、海外のお土産として、

化粧品を頂くことがあったり、
日本で輸入化粧品を購入する機会があったとしたら、

注意していただきたいことがあります。

海外の化粧品は、

その国の女性のお肌に合わせて作られています。

一般的に、西洋人の肌は日本人の肌より強く、

化粧品の成分濃度は、

日本化粧品よりも、

幾分高くなっていることが多いのです。

成分濃度が高いということは、

お肌への刺激が大きいということですから、
肌の弱い人は、要注意です。

いきなり、お顔全体に塗らず、

顎の裏などで少し試してから、使いましょう。

日本では、アロマテラピーで使われる精油は雑貨扱い?

日本では、アロマテラピーで使われる精油は、
雑貨扱いとなります。

なので、販売する際に、

精油の効果を述べてはいけないことになっているんですね。

私のように、

その素晴らしい効果を知っているものにすれば、

残念な現実ですが、

厚生労働省が行うべき煩雑な業務を予想すると、

仕方ない気もします。

これは、日本の薬事法のグレーゾーンになる部分で、

難しいところですね。

ということは、

規制が緩い分、いろんなところで、

怪しい精油が販売されていることがあるということです。

安価な精油は、買わないことをお勧めします。
その多くは、香りのついた化学合成品だからです。

ちゃんとした精油は、完全な天然成分。

きちんとした精油を取るには、

植物を育て抽出するなど、手間暇がかかり、
それ相応の費用がかかるので、

安価で買えるわけがないのです。

また、ちゃんとした精油には、

必ず、成分表がついています。

もし購入されるのなら、
「生活の木」や「ニールズヤード」など、

有名メーカーの製品を選びましょう。