【自然療法のお話】誰の手にも、ミラクルパワーがあるって本当?

こんにちは。、

墨彩画家でセラピストの桂颯(けいそう)です。

 

ある方からのご要望で、

今回から、「自然療法のお話」という

新しいカテゴリーを作ることにしました。

ここでは、これまで私が学んできた、

さまざまな自然療法のこと、

セラピストとしての体験談や感じていること、

日常に活かせる自然療法についてなど、

語っていくつもりです。

墨彩画とは、全く関係ない話のようですが、
私にとっては、自然療法も墨彩画も、同じ。

心の深いところ、

根底でつながっていると思うのです。

私のお話が、少しでも、

皆様のお役に立つことを願って、

一話ずつお話を進めていきましょう。

さて、1回目は、

「誰の手にもミラクルパワーがあるって本当?」

というテーマでお届けします。

この話、本当です!

多くの方は、ご存じないと思いますが、
どんな人の手にも、自分で思っている以上の
素晴らしい癒しの力が備わっています。

マッサージや指圧の技法を全く知らなくても、
ただ、優しく相手にそっと触れるだけで、
その効果は発揮されるのです。

こんな経験ないですか?

小さいころ、転んだり、病気をしたときに、
お母さんに、

痛いところをそっとなでてもらったり、

優しく手を当ててもらった経験はないですか?

お母さんの温かい手で優しく撫でられると、
不思議と痛みが和らいだりしませんでしたか?

あるいは、

どこか体に痛い部分があるとき、

自分の手で、さすった経験はないですか?

または、

苦しんでいる友人に対して、
慰める言葉が見つからない時、
思わず、背中をさすった経験はないですか?

実は、私たちには、

「手を当てて」癒そうとする本能があるんです。

猫や犬が、

痛いところを舐めて治そうとする行為と

同じですね。

「手当て」の語源?

一般的に、病気を治す処置のことを

「手当て」と言いますが、

私たちが、日常的に行っている

「手を当てて癒す行為」が、

語源となっているともいわれています。

 

手の癒し効果が本当にある理由

東洋医学では、

人の体には、気血水がめぐっていると

考えます。

気血水の「血」は、血液
「水」は、血液以外の体液
では、「気」は、何でしょうか?

「気」は、目には見えませんが、
東洋医学独特の概念で、
生命エネルギーを表します。

科学的に「気」の流れが

確認されたわけではありませんが、
昔から、

「元気」「やる気」「弱気」「気力」など、
なんとなく、私たちにとって、

「気」は、
馴染み深い言葉となっていますね。

実は、「手当て」を行うとき、
「気」、すなわち生命エネルギーが、

手から流れ、相手に伝わることで、

癒しのパワーが発揮されるのです。

実際に、私は「気」を感じることができます。

タイ式マッサージや経絡指圧を

学んでいくうちに、
「気」に対して敏感になってきた

ということもありますが、
実は、誰でも感じることができます。

手に流れる「気」を感じる方法

椅子に座っていても、

寝転んでいても、
どちらでもかまいませんが、

全身の力を抜いて、
ゆったり呼吸をします。

首、両肩を脱力すると、

手を重く感じるようになります。

そのとき、

手の先がじんじんしびれたような感覚になり、

手のひら全体がぼわーっと温かくなるはずです。

これが、「気」が流れている感覚です。

非常に感度の良い人は、
「気」を見ることもできるようです。

科学的に証明された「手当て」の癒し効果

 

近年では、

東洋医学とは全く異なる角度から、
「手当て」の持つ癒し効果が実証されています。

それは、

「手当て」などのスキンシップによって、
脳内で合成される「オキシトシン」という、

別名「幸せホルモン」が分泌され、

癒されるというものです。

勿論、信頼関係のある間柄で、

愛情のこもったスキンシップでなければ、

オキシトシンは分泌されません。

ある研究によると、オキシトシンは、

触れてすぐの段階では、

分泌されないことがわかっています。

ゆっくりしたスピードで、

5分以上、触れ続けることで、

分泌されるようになるのです。

しかも、触れるのをやめてからも、

10分以上分泌され続けるそうです。

人間の体の持つパワーは、
本当にミラクルで、素晴らしいですね。

言葉のいらない思いやり

長く生きていると、ときどき、

ぎりぎり状態に追い詰められている人に

会うことがあります。

私は、自宅サロンや薬局で、
病気や介護、伴侶を亡くすなど、
さまざまな理由で、
精神的に疲れ果てている人に、

何人も出会ってきました。

そういう方々には、

もはや、かける言葉はありません。

そんなときは、
「どうか、生きてください」
「どうか、頑張ってください」

と心の中で祈りながら、
そっと手を握ったり、

背中をさすったりします。

熱く手を握り返してくれる人、
たまっていた涙がどっとあふれる人、
「ありがとう」と笑顔になってくれる人、
反応はさまざまですが、ほとんどの人が
ほんの少しだけ、元気になる気がします。

最も辛くて、苦しい時期を
ほんの少しの間だけ、

誰かに分かち合ってもらうことで、
乗り切る勇気が湧いてくる

そんなこともあるのです。

皆さんが持っている

この素晴らしい「手当て」の

癒しパワーを
ぜひ、お試しください。