「筆のお話」第2回 隈取筆、削用筆、平筆について解説します。

こんにちは。

墨彩画家でセラピストの桂颯(けいそう)です。

さて、今回は、「筆のお話」第2回ということで、

隈取筆、削用筆、平筆について解説します。

これらの筆は、墨彩画というより、

日本画でよく使われる筆になります。

私は、日本画が大好きなので、

墨彩画に日本画の描法を取り入れることにしたのです。

 

目次

隈取筆

ぼかし筆とも言い、彩色する際に、ぼかしを入れるために用います。穂先は、尖っておらず、ふんわりとまるいので、

きれいにぼかすことができます。

下記の画像では、

筆を2本持ち、面相筆で描き、隈取筆でぼかすやり方で

彩色しています。

 

削用筆

筆の穂の芯には、狸毛やいたち毛のような硬めの毛、

上毛には羊毛などの柔らかめの毛を用いています。

筆ののどにあたる部分を削り、筆先を細くしています。

これにより、穂先がしっかりしていて、線描きができます。

面相筆のように、一定の線で描くというより、

細い太いの抑揚のついた線描きができます。

また、羊毛を上毛にしていることから、

絵の具の含みが良いようです。

 

 

平筆

羊毛を平な口金に毛先を揃えて付けてある筆です。

広い面の彩色に適しています。

 

まとめ

今回は、

「筆のお話」隈取筆、削用筆、平筆について解説します。

という内容で、

それぞれの筆の特徴について解説いたしました。

今回はここまでです。

最後まで、お読みいただきありがとうございました。

次回、またお目にかかりましょう。