墨彩画の描き方 初級講座 白木蓮のハガキ絵①

こんにちは。
墨彩画家でセラピストの桂颯(けいそう)です。

さて、今回は、
「墨彩画の描き方 初級講座 白木蓮のハガキ絵①」という内容で、
白木蓮の描き方を学習していきましょう。

白木蓮は、
真っ白なお花が、凛と上を向いて咲いていて、とても優雅で美しい。
変化に富んだ花びらの形も大変魅力的で、

私の大好きなお花の一つです。

墨彩画でも、描きやすいお花ですので、

今回は、2種類のハガキ絵を準備してみました。

それでは、
今回の講座では、以下の内容で進めていきますね。

白木蓮について

モクレン科 モクレン属

花言葉は、「気高さ」「高潔な心」で

このお花のイメージにピッタリという気がしませんか?

原産地は中国です。
開花期は3月~4月で、紫木蓮より少し早く開花します。

白木蓮と辛夷(こぶし)の見分け方

ほとんど同じ時期に、

まっ白なお花が開花する白木蓮と辛夷は、

そっくりで区別がつかない方も多いと思います。

でも、簡単に見分けることができるんですよ。

その1、花の向き
白木蓮は、常に上を向いて咲いていますが、
辛夷は、上下左右、自由に向いて咲きます。

その2 花びらの厚み
白木蓮は、分厚い花びらをしていますが、

辛夷の花びらは薄い。

その3 花びらの枚数
白木蓮は、9枚ですが、辛夷は6枚。

これで、皆さんも、もう区別がつきますね。

ちなみに、辛夷の原産国は日本なのだそうです。

白木蓮について勉強したところで、
早速、絵を描いていきましょう。

白木蓮のスケッチ

この写真の白もくれんをスケッチしました。No1

他にも、素敵な白もくれんの写真があったので、

さらに、もう一枚スケッチしました。No2

どちらの白もくれんも花びらがとてもエレガントですね。

 

白木蓮をチャコペーパーで転写

画仙紙のハガキの上に、チャコペーパーを置き、

スケッチした紙を上に重ねます。No1

鉛筆の線上を鉛筆でしっかりなぞっていきます。

もし、チャコペーパーが無い場合は、

ハガキの上に、鉛筆で、できるだけ薄い線で、

下図を描いてもかまいません。

但し、何度も描きなおして、消しゴムで消していたら、

画仙紙は、剥げてきてきたなくなりますので、

できれば、やり直さないですむように一回で描き終えましょう。

もし、うまく描けそうなら、ハガキの上に、直接、

墨で線描きしてもかまいません。

墨を使って白木蓮の線描き

ハガキの上に転写した線上を墨で線描きします。

 

白木蓮の彩色下塗り

この動画は、スケッチNo2の方です。

No1もやり方は同じなので、この動画を参考にして

描いてみてください。

まず、花びらの陰になる部分に、

胡粉(ごふん)+墨(胡粉の中に、ほんの少し墨を混ぜる程度)

薄く塗っていきます。

この時、上に向かって徐々に薄くぼかしていくように塗ります。

花びらの外側中央部分には
燕脂+墨+胡粉(ごくごく薄い色で調整します)で、

下から上に向かって、

徐々に薄くなるように塗っていきます。

花びらの下についている葉は、
鶯茶緑(うぐいすちゃろく)で、

枝の部分は、栗皮茶+黄土+墨(ごくごく薄い色に調整します)
を薄くぬります。

白木蓮の彩色仕上げ

下塗りは、下から上に彩色していきましたが、

今度は、花びらの上から下に向かって、胡粉を塗っていきます。

下の方は、筆をぽんぽんと叩くようにしてぼかして

影の部分の下塗りと自然になじむように塗っていきます。

さらに、花びらの中央部分は、燕脂+胡粉を重ねて塗り、

花びらを仕上げます。

葉の部分は、鶯茶緑+緑青で上塗りして仕上げます。

枝の部分は、栗皮茶+墨で、変化をつけるように塗って仕上げます。

雅印の位置を決める

雅印を押した紙を準備して、
数か所に置いてみて、
最も良い場所を探します。

いかかですか?

雅印の位置によって、印象が随分かわりますね。

雅印は、お花が向いている方向を邪魔しないところに押します。

この絵の雅印は、以下の場所に決定です。

No2の方は、こちらに押しました。

 

額に入れて飾る

はい。完成です。

まとめ

今回は、

「墨彩画の描き方 初級講座 白木蓮のハガキ絵①」というテーマで、

白木蓮について、下絵から彩色までの描き方を動画を交えて

解説いたしました。

割合、簡単に描けたのではないでしょうか?

今回は、鉤勒法(こうろくほう)という描法で描いてみました。

鉤勒法については、以下のページを参照してください↓

椿を鉤勒法と没骨法の二つの描法で描いてみました

次回は、鉤勒法と没骨法(もっこつほう)の両方を使って

椿の描き方を解説していきますので、

楽しみにしていてくださいね。

今回の講座はここまでです。

最後まで、ご覧いただきありがとうございました。

次回、またお会いしましょう。