こんにちは。
墨彩画家でセラピストの桂颯(けいそう)です。
墨彩画って、聞いたことあります?
ご存知ない方も多くいらっしゃるかもしれませんね。
でも、墨彩画は、日本人の和の心にピッタリマッチする絵なんですよ。
私は、出会ったその日から今まで、ぞっこん魅了されて飽きることがありません。
何故なら、絵の美しさだけでなく、描く人、見る人の奥深い精神性にも関わってくるからです。
この素晴らしい墨彩画について、これから少しづつご紹介していきますから、楽しみにしてくださいね。
今回は、
「墨彩画ってどういう絵?初心者にもわかりやすく解説します」
というテーマでお送りしていきます。
「墨彩画」とは、ざっくり言ってしまえば、
墨と顔彩を使って和紙などに描く絵のことです。
例えば、こんな感じ。
この作品は、以前、私が色紙に描いた作品です。
どうですか?
墨彩画について、イメージできましたか?
明らかに、油絵や水彩画とは雰囲気が違いますよね。
では、墨彩画について、
もう少し理解しやすいように
画材について、お話しましょう。
墨彩画の画材は、
水彩画や油絵とはっきり区別できるので、
わかりやすいと思います。
目次
墨彩画で使う絵の具
墨彩画では、墨と顔彩を用います。
墨は、墨汁ではなく、固形の墨と硯を用います。
顔彩は、顔料(着色に用いる粉末)を
接着成分と練り合わせて固めた固形の絵具です。
これは、普段私が使っている吉祥の顔彩で、
角皿に入っています。
水を含ませた筆で表面をなぞると顔料が溶け出してくるので、
そのまま描くことができます。
チューブタイプもあります。
私が、顔彩が好きなのは、
なんといっても、日本人好みの色にあるでしょうか。
墨彩画で使う紙
いろいろな種類の紙があります。
通常、画仙紙といわれる種類の紙が多いのですが、
和紙、絹などにも描かれます。
画仙紙でできた色紙や短冊、ハガキなどもよく使われます。
墨彩画で使う筆
イタチや馬の毛、羊毛など、毛筆と呼ばれる筆を用います。
細い毛、太い毛、硬い毛、軟らかい毛、
形やサイズもさまざまな種類があり、
描きたい絵によって使い分けます。
墨彩画で使うその他の画材
その他、筆洗い、下敷き、絵皿、筆置き、布巾などを用います。
墨彩画の描き方
実は、「墨彩画」という言葉に、
明確な定義はないので、
画家さんによって、描き方はさまざまです。
私に墨彩画を教えて下さった画家の先生は、
伝統的な水墨画の筆の技法を駆使し、
顔彩と墨を混色しながら、鮮やかに描いていらっしゃいました。
私は、そうした技法を学びつつ、
さらに日本画や水彩画の描法を取り入れて、
桂颯独自の墨彩画を描いております。
これからの絵は、ジャンルの既成概念にとらわれず、
描く人の感性に従って、
自由に表現の幅を広げていっていいと思っています。
大切なのは、その絵が、
心に響くかどうかだと思います。
まとめ
さて、今回は、
「墨彩画ってどんな絵?初心者にもわかりやすく解説します」
というテーマで、主に墨彩画で使う画材についてお話してきました。
皆さん、
墨彩画に関心を持って頂けたでしょうか?
これからも、墨彩画についてのさまざまな有用な情報を
アップしていきますので、チェックしてくださいね。
墨彩画を描くと、心が癒される7つの理由については、
以下の講座をご覧ください。
では、今回はここまで。
また、お会いしましょう。