【顔彩で描く絵手紙シリーズ】錦鯉の描き方:美しい流線形を求めて・・・。

こんにちは。
墨彩画家でセラピストの桂颯(けいそう)です。

今回は、「顔彩で描く絵手紙シリーズ」として
「錦鯉」の描き方をお届けします。

美しく色鮮やかな錦鯉は、海外でも人気で、
「泳ぐ宝石」とも呼ばれているそうです。

錦鯉が、ゆったり優雅に泳いでいるようすを眺めていると、
ぼーっと魅入ってしまって、飽きることがありません。

とても癒されますよね。

お魚のゆったりした動きには、
1/fゆらぎがあるのかもしれません。

1/fゆらぎについては、以下の講座で解説しています。

錦鯉は、美しい白地に、
紅白や黒の模様が入る伝統的な品種や
全体が赤色や金色といった品種もあり、
本当に美しい魚ですよね。

でも、私が最も惹かれるのは、
その優美な流線形にあります。

空気よりも粘度の高い水中で、
水の抵抗を最も少なくできる形が
この流線形です。

お魚には、こうした流線形が多いですよね。

自然というのは、どうしてこうも、
合理的で美しい形を創造するのだろうと
いつも、しみじみ感動してしまいます。

絵手紙で、この美しい流線形を
描くには、どうしたら良いのか・・・。

というわけで、
今回は、「美しい流線形を求めて」というテーマで、
錦鯉の描き方をお届けします。

とにかく、私は、撮影した錦鯉の写真を
たくさん写生することから始めました。

錦鯉の流線形は、簡単そうですが、
適当に描いても、美しい曲線にはならないのです。

自然な体の曲線、ヒレの動きなどは、
実際の錦鯉に教えていただくしかありません。

動いている錦鯉を描くのは大変なので、
写真の錦鯉を写生します。

今回は、まず、錦鯉について簡単な解説をした後、
宮崎県飫肥城の城下町で撮影した写真集、
それをもとに描いた写生集をお届けします。

そして、描き方ポイントをお話しした後、
描き方動画をご紹介します。

動画は、すべての行程を省略せずに、
丁寧にわかりやすく作成していますので、
ご覧になれば、簡単に描くことができるようになります。

錦鯉とは?

錦鯉とは、観賞用に改良された鯉の品種ことです。

普通の黒っぽい鯉も、錦鯉も、
コイ目コイ科コイ属で、どちらも温帯性淡水魚で、
生物学的には、同じです。

錦鯉は、役200年前(江戸時代中期)に、
新潟県のある農家の人が、
池で食用として飼っていた鯉の中で、突然変異をして
美しい模様のある鯉を見つけたことが始まりです。

美しく色鮮やかな色模様を「錦」に例えて
「錦鯉」と呼ばれるようになりました。

新潟県では、錦鯉の品種改良や養殖が進み、
現在では、「泳ぐ芸術品」とも呼ばれ、
国内だけでなく、海外へも輸出されるようになりました。

飫肥城下町の水路の錦鯉たち

この写真は、宮崎県日南市にある飫肥城(おびじょう)の城下町の
水路で泳いでいる錦鯉たちを撮影したものです。

この城下町は、風情ある街並みが人気で、
「九州の小京都」とも呼ばれていて、
九州で初めて重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。

城下町の中心に流れる道路脇には、水路(堀割)があり、
なんと、100匹ほどの錦鯉が泳いでいるのです。

約100mほどですが、なんと贅沢な水路でしょう。

美しい錦鯉の姿を、ご覧ください。

写真の錦鯉を写生する

今回は、錦鯉の美しい流線形がテーマなので、
細かいところは省いて、
外側の輪郭線だけを写生しました。

カーブするときの、体の曲線、
ひれの位置や角度など、
とにかく、写生していくと、
自然な曲線がわかります。

上手に描こうと思わずに、
とにかく、鯉になったつもりで
輪郭線を描いていると、
自分も水中で泳いでいるような気がしてきて
気持ち良く曲線が描けてきます。

描いているだけで、癒されるので
ぜひ、お試しください。

水流なども描き込むと、
水の動きもわかりますね。

みなさんも、ここに掲載した写真をもとに
写生をしてみてください。

気持ちいいから(笑)


描き方ポイント

ポイント1、自然な流線形を描くには?

画仙紙のハガキに、いきなり黒で
輪郭線を描くのは、かなり難しいように思います。

そこで、鉛筆で薄く下描きをしてから、
黒の顔彩でなぞることをおすすめします。

鉛筆だったら、
うまく曲線が描けなくても、練り消しゴムを使って、
消してやりなおすことができます。

練り消しゴムは、普通のプラスチック消しゴムと異なり、
画仙紙を痛めにくいのです。

それでも、何度も擦っていると
紙が傷むので、鉛筆は、できるだけ薄く、
そして、練り消しゴムは、ゴシゴシ擦るのではなく、
手のひらで転がすようにして消します。

(動画の中で解説しています)

ポイント2、曲線が主役なので、色はシンプルに

錦鯉の流線形がすっきり目立つように、
錦鯉の色はシンプルに、胡粉、紅、黒の3色だけで
塗ります。

写真を見ながら、描いていいし、
自由に好きな配置に模様をいれてもいいと思います。

私は、自由に描いてみました。

ポイント3、葉っぱの色は複雑に混色

錦鯉とは対照的に、睡蓮の葉っぱは、
鶯茶緑、若葉、黄土、青瓷など、
数種類の色を混ぜ合わせて、複雑な色合いにして
深みをだすようにしました。

睡蓮の葉っぱの描き方は、
絵手紙、睡蓮の描き方を参考にしてください。

ポイント4、水流を描くことで、絵を立体的に見せる

睡蓮は、水の表面に浮かび、
錦鯉は、水中にいることがわかるように、
水流を薄い水色の線で描き入れます。

水色の線は、錦鯉の上にあり、睡蓮の下に
描き入れることで、絵が立体的に見えるようになります。

色は、錦鯉を消さないように、
浅葱+胡粉を薄めた線で、
削用筆を使って
古典的な水流の描き方で描きます。

こちらは、一発勝負で、描き入れます。

あらかじめ、どんな線を描くのか、
考えておいて、水流を描きます。

ただし、主役の錦鯉のお顔の上には、
線をひかないでくださいね。

描き方動画

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Youtubeの「桂颯」「さわやか墨彩画教室」では、

他にも、さまざまな描き方動画を

アップしていますので、お気軽にご覧いただけます。

そして、Youtube動画の詳しい解説は、

こちらのブログで行なっています。

つまり、両方をご覧になると、

しっかりご理解いただけると思いますので、

よろしくお願いいたします。

まとめ

今回は、「顔彩で描く絵手紙シリーズ」として
錦鯉の描き方をお届けしました。

まず、錦鯉について簡単に解説した後、

宮崎県日南市の飫肥城の城下町で撮影した写真集を
ご紹介し、それを写生することで、
自然な鯉の流線形を描くための練習になることを
お伝えしました。

そして、絵手紙での描き方ポイントを3つ、
解説した後、描き方動画をご紹介しましたね。

いかがだったでしょうか?

今回は、ここまでです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

また次回、お会いしましょう。