こんにちは。
墨彩画家でセラピストの桂颯(けいそう)です。
さて、今回は、
「墨彩画の描き方 初級講座 椿のハガキ絵③ 」椿を没骨法で描く
というテーマで、お届けします。
これまで、椿の初級講座では、
① 鉤勒法(こうろくほう)で描く方法
② 花を鉤勒法(こうろくほう)で、葉を没骨法(もっこつほう)で描く方法
をお伝えしてきました。
今回は、お花も葉っぱも没骨法で描く方法について解説いたします。
鉤勒法と没骨法については、
以下の講座を参照してください。↓
ここまでマスターすれば、皆さんは、
いろんな椿を自由に描けるようになりますね。
さあ、頑張っていきましょう!
お花の描き方
燕脂と鮮光黄を混色して、花びらの色を作ります。
下の写真は、チューブタイプの絵具を使っています。
まず、手前の花びらを濃いめの色で、描きます。
次に、向こう側の花びらを描きます。
混色した絵具を筆全体になじませ、
筆先を濃いめに、筆の腹の部分を薄めにすると、
濃淡が出ます。
花びらを描くときは、筆先を上方に向けて
常に花芯から出ているつもりで描きます。
次に、萼と茎は、鶯茶緑と墨の混色で描きます。
萼の色を薄めて、枝を描きます。
初級講座②で解説した葉の描き方で、
葉を3枚描きます。
しべの下の部分は、胡粉で、
先端部分は、鮮光黄で描きます。
胡粉が乾いたら、面相筆に墨をつけて線を入れます。
最後に、枝に墨で、点々を入れて、
枝のごつごつ感を出します。
以上で、椿の絵の完成です。
没骨法で描くお花の部分は、少し難しかったかもしれませんね。
でも、お花も葉っぱも、一筆二筆でさっと描けると、
なんだか、すごく上手になった気がしませんか?
まとめ
今回は、
「墨彩画の描き方 初級講座 椿のハガキ絵③」椿を没骨法で描く
という内容で、順を追って、部分部分の描き方を解説いたしました。
いかがでしたか?
椿のハガキ絵の基本的な描き方を3回にわたって、
お伝えしてまいりました。
これからは、街で椿を見かけたら、
ぜひ、描くつもりになって、眺めて観察してください。
時間があれば、写真を撮ったり、写生をしましょう。
椿を見る目が変わり、椿の美しさが心に染み入っていて
気持ちが豊かになりますよ。
いろんな椿を、いろんな描法で、描いて楽しんでくださいね。
今回は、ここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
また次回、お目にかかりましょう。