【顔彩で描く絵手紙シリーズ】蕗の薹の描き方:大人になってわかることとは?

こんにちは。
墨彩画家でセラピストの桂颯(けいそう)です。

今回は、「顔彩で描く絵手紙シリーズ」として
蕗の薹(ふきのとう)の描き方をお届けします。

蕗の薹は、日本原産の山菜の一つで、
昔から、早春の食材として
日本人に愛されてきましたね。

天ぷらでいただくときの
あのほろ苦い独特の香りが、たまりません。

スーパーなどでは、苞と呼ばれる葉っぱが
硬く閉じた蕾の状態で販売されています。

実は、この状態の時が最も美味しく、
苞が開いたものや大きくなりすぎたものは、
苦味が増してしまうのだそうです。

でも、これでは、絵になりませんので、
今回は、お花がきれいに咲いているところを
描きました。

今回は、まず、蕗の薹とフキとの関係について
解説します。

次に、描き方動画をご紹介し、

最後に、「大人になってわかること」というテーマで、
「さわやか心の育て方講座」をお届けしますね。

ためになるお話なので、
最後まで、ぜひ、お楽しみくださいね。

蕗の薹とは

蕗の薹(ふきのとう)は、
キク科フキ属の多年草で、山野に自生しています。

蕗の薹は、蕗の花もしくは蕗の花の蕾のことで、
雪解けの2〜3月ごろに出てきます。

この花が咲いた後に、地下茎から葉(ふき)が
大きく伸び広がってでてきます。

この葉の茎の部分(葉柄)が
私たちが食べる「フキ」なんですね。

自生のフキの旬は、春から初夏にかけてです。

つまり、フキは、
お花と葉柄が別々の時期に地下から出てくる
ユニークな植物なのです。

描き方動画

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他にも、さまざまな描き方動画を

アップしていますので、お気軽にご覧いただけます。

そして、Youtube動画の詳しい解説は、

こちらのブログで行なっています。

つまり、両方をご覧になると、

しっかりご理解いただけると思いますので、

よろしくお願いいたします。

大人になってわかる味とは?

ftanukiによるPixabayからの画像

蕗の薹は、ちょっとクセがあるので、
小さな子供にとっては、苦手な味の食材ですよね。

他にも、山椒や紫蘇、パセリなどの香りの強いハーブも
苦手なお子さんは多いのではないでしょうか?

私自身、こうした食材のおいしさがわかるようになったのは、
20歳すぎてからです。

不思議なことに、大人になると、
こうした癖の強い食材のおいしさが
わかるようになるんですね。

セラピストの立場で
その理由を考えてみました。

あくまで、独断と偏見の想像ですので
あしからず。


こうした癖の強いハーブ類には、
健胃効果や殺菌効果など、
さまざまな薬効があります。

この蕗の薹にも、健胃効果があるそうです。

早春の時期、
お正月に食べすぎて疲れた胃を
元気づけるために、
昔の人々は、春の七草や蕗の薹などを
食べたのです。

しかし、元々、子供たちの元気な胃腸には、
こうした薬草は必要ないのかもしれません。

年をとるに従って、消化能力は落ちていきます。

なので、健胃効果のある薬草を
胃腸の弱った大人の体がもとめるため
美味しく感じるのではないでしょうか?

それは、季節によって、
食べたくなる食べ物が異なってくるのと同じです。

例えば、夏には、きゅうりやトマトなど、
体を冷やす効果のある野菜がおいしく感じられますが、
冬になると、体を温める効果のある大根やにんじんなどの
根菜類が食べたくなります。

私たちの体には、必要なものを求める本能があるんですね。

子供の頃に苦手だった蕗の薹や山椒や紫蘇なども、
大人になったら、徐々においしさがわかるようになり
多くの人が食べられるようになります。

なので、子供の頃には、無理やり食べさせない方が
良いのだそうです。

嫌いになってしまう可能性があるので。

全く食べないと、いつまでも苦手なままなので、
すこしづつ慣れさせていくのが良いのかもしれません。

小さい頃、全く食べる機会のなかったパクチーは、
私は、いまだに食べることができませんから。

大人になってわかること

AlkeMadeによるPixabayからの画像

同じように、大人にならなければわからないことというのも
ありますね。

最もわかりやすいのが、
「親になって、はじめてわかる親心」ということかもしれません。

「あのときのお説教は、こんな想いで言っていたのか」

子供を育てる苦労をとことん経験することで
初めて、親の気持ちがわかるようになるんですね。

また、子供のときの発想は、単純明快で
「勧善懲悪」のすっきりした世界だったりします。

正義の味方が悪者をやっつける爽快感。
私の世代で言えば、「ウルトラマン」や「仮面ライだー」
「水戸黄門」の世界です。

しかし、年齢を重ねて大人になるに従って
悪者にも、そうなる人生があり、同情すべき点が
あったのかもしれないなどと、
物事を複雑に考えるようになります。

悪い殿様に仕える侍たちが、
ばっさばっさと切られる姿を見ると、
「あの侍にも家族がいるだろうになあ。
ただ、ご主人の命令に従って動いていただけなのになあ」
なんて、考える自分がいます。

私たち自身が、多くの試練に会い、
理不尽な経験を積み重ねることで、
心情が深くなってきているんですね。

それは、大人になっても同じことかもしれません。

20代には20代の想いや経験
30代には30代の心情があるように、
40代、50代、60代、70代にも
変わっていく心情があることと思います。

数十年たって、初めてわかる「恩師の教え」というのも
あります。

「ああ、あの教えは、こういう意味だったのか」

60代のときに、ふっと気がついて、
涙が止まらなくなった経験があります。

こういう経験をすると、
人は、素直でなければいけないなあと
しみじみ思うんです。

わだかまりを持たず、心を開いていないと
大事なことを聞きそびれてしまうかもしれない。

薬局に勤めていたとき、
80代の女性の患者さんに投薬をしながら、
「お身体の具合はいかがですか?」と質問したところ、
「あちこち大変よ。あんたも80になったらわかるわよ」と
言われたことがあります。

若い頃の私だったら、「嫌味な患者さん」と
思ったかもしれません。

しかし、その言葉は、当時、50代だった私には
身に沁みました。

80を過ぎたら、当然、身体中にガタがくることでしょう。

「これは、将来覚悟して生きていかなくちゃならないな」と
自戒したことです。

しかし、60をすぎて、私は、全く異なる立場に
立っていることに気がつきました。

「自分がわからない」のではなく、
「わかってもらえない」立場にいるということです。

伝えることの難しさです。

若い人たちに、
「こうした方がいいよ。こうした方が楽に生きられるよ」
と伝えたいけれど、
多分、今はわかってもらえないだろうなあと
感じることも多々あり、
伝えた後の挫折感もしばしばです。

でも、数十年後、わかってもらえるかもしれないと
期待して、私は、少しづつでも伝える努力を
続けようと思っているのです。

全く知らなければ、いつまでたっても
私のパクチーのように、食べられません。

少しづつ少しづつ、
ためになるお話を続けていこうと思っているのです。

まとめ



今回は、
「顔彩で描く絵手紙シリーズ」として
「蕗の薹」の描き方をお届けしました。

まず、蕗の薹とフキの関係について
解説し、描き方動画をご紹介しました。

そして「大人になったらわかる味とは?」と
「大人になってわかること」というテーマで
「さわやか心の育て方講座」を
お届けしました。

いかがだったでしょうか?

今回は、ここまでです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

また次回、お会いしましょう。