こんにちは。
墨彩画家でセラピストの桂颯(けいそう)です。
今回は、狭山丘陵に咲く小さなお花たちを
ハガキ絵にしました。
狭山丘陵は、宮崎駿監督のアニメ映画「となりのトトロ」の舞台と
なったことから、「トトロの森」として、親しまれる地域です。
東京と埼玉にまたがる自然豊かな丘陵で、
雑木林の遊歩道を歩いていると、
さまざまな動植物に出会うことができます。
![](https://keisou11.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG_5613-scaled.jpg)
このイチリンソウやニリンソウの群生を見たときは、
思わず「わあーーー!!」って声を出してしまいました。
そして、あまりに美しくて幻想的で、しばらく見とれていました。
今回、ハガキ絵のモデルになってもらったお花たちは、
3月に出会ったイチリンソウ、ニリンソウ、カタクリ、スミレの
お花たちです。
目次
イチリンソウ
![](https://keisou11.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG_5628-scaled.jpg)
キンポウゲ科 イチリンソウ
花言葉は、「追憶」「深い思い」
一株に一輪の花を咲かせます。
ニリンソウ
![](https://keisou11.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG_5625-2.jpg)
キンポウゲ科 ニリンソウ
花言葉は、「協力」「友情」
イチリンソウが、一株に一輪の花を咲かせるのに対して、
ニリンソウは、一株に二輪の花を咲かせることから、
名づけられました。
かたくり
![](https://keisou11.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG_0844-scaled.jpg)
ユリ科 かたくり属
花言葉は、「初恋」「嫉妬」
種子から発芽して、葉が2枚になるのに5~6年、
花が咲くまでには通算約8年かかるのだそうです。
(参考文献 狭山丘陵と生きものたち)
ごくごく短い時期にしか咲いてくれないお花なので、
出会うと、うれしくてたまりません。
うつむき加減に咲いているので、
膝をついて、お花を下から見上げると、
赤い不思議な模様がついています。
ちなみに、片栗粉は、本来、カタクリの地下茎から作られていましたが、
現在では、ジャガイモのでんぷんから製造されるそうです。
確かに、こんなにゆっくり育つかたくりから、
片栗粉を大量生産するのは、無理ですよね。
すみれ
![](https://keisou11.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG_2956-scaled.jpg)
すみれ科 すみれ
花言葉は、「謙虚」「誠実」「小さな幸せ」
道の片隅に、ひっそりと可憐に咲いている。
すみれのお花をじっくり眺めてみると、
これまた小さな模様が入っていかわいい。
いつも感じるのですが、
お花に出会うのは、一期一会です。
その日に出会ったお花には、もう二度と会うことはありません。
だからこそ、しっかり見つめて描きたい。
お花の命を見つめたい。
こんな小さなお花たちなのに、
一輪一輪、すみずみまで美しく細工がほどこされているのです。
神様のおつくりになるものは、なんと素晴らしいことか。
毎回、感動を覚えます。