こんにちは。
墨彩画家でセラピストの桂颯(けいそう)です。
画像は、ローズゼラニウムを、没骨法で描いた墨彩画です。
ローズゼラニウムのお花は、とっても小さくて、可愛いのですが、
絵のモチーフとして使われることは、ほとんどありません。
お花は、可愛いのですが、
葉っぱが複雑な形をしています。
絵にするには、苦労が多い割には、
あまり報われないというのが、正直なところ。
なので、墨彩画には向いていないのです。
私も、最初、鉤勒法で描いてみたのですが、
墨で骨書きすると、葉の部分が細かすぎて、
黒っぽい絵になってしまう。
それで、今回は、少し葉を簡略化し、
没骨法で描きました。
なんで、わざわざ、このお花をテーマに選んだかというと、
実は、
今日、年に2回のローズゼラニウム蒸留日だったので、
それについてご報告したかったからなのです。
実は、ローズゼラニウムは、香水にも使われるほど、
大変良い香りがするだけでなく、
お肌にとっても、皮脂バランスを整えてくれるなど、
優れた効果を発揮する素晴らしいハーブなのです。
私にとって、ローズゼラニウムは、
皮膚トラブルに悩んでいた私自身のお肌の救い主だけでなく
植物に対する見方を根本的に変えてくれ、
自然療法に目覚めさせてくれたハーブでもあるのです。
私の深刻な肌トラブルについては、
この記事に触れていますので、
良かったら参照してください。
なので、墨彩画のモチーフとしては、あまり向かないのですが、
どうしても、この植物のすばらしさ、
そして、普通ではなかなかお目にかかれない蒸留についてお伝えしたくて、
今回、テーマに選ばせていただきました。
目次
ローズゼラニウムについて
![](https://keisou11.com/wp-content/uploads/2021/05/2853016F-55F0-441D-934A-9C5ECFBB5542-300x225.jpeg)
フウロソウ科
原産地 アフリカ南部
アロマテラピー的効果
女性ホルモンのバランスを整える作用があり、
月経症状や更年期障害に効果があります。
またイライラを落ち着かせ、神経をリラックスさせてくれます。
特にお肌に対しては、炎症を落ち着かせ、
乾燥を予防する効果があります。
ローズゼラニウムの持つ素晴らしい効果について述べれば、
きりがありません。
まだまだたくさんあるのですが、
今回は、私のやっかいな皮膚トラブルを救ってくれたハーブとして
ご紹介したいと思います。
私は、このローズゼラニウムを年に2回、蒸留して、
蒸留水(フローラルウォーター)を作り、
毎日の化粧水として使っています。
ローズゼラニウムの蒸留
これ、銅製の蒸留器です。
私は、年に2回、この蒸留器を使って蒸留水(フローラルウォーター)を作ります。
![](https://keisou11.com/wp-content/uploads/2021/05/2853016F-55F0-441D-934A-9C5ECFBB5542-scaled.jpeg)
2鉢から、このくらいの量のローズゼラニウムを収穫して蒸留します。
![](https://keisou11.com/wp-content/uploads/2021/05/DB513B99-F83F-4067-94AE-7B6607806921-scaled.jpeg)
これは、収穫後の残りのローズゼラニウム。
![](https://keisou11.com/wp-content/uploads/2021/05/A8DD43D8-630F-44B0-B1DE-0E859C8D48F0-300x225.jpeg)
収穫したローズゼラニウムをよく洗い、
茎を取り、葉っぱと花だけにして、
蒸留器のこの部分にぎゅーっと詰め込みます。
蒸留器の一番下の部分には、市販されている軟水の天然水を
1リットルほど入れておきます。
蒸留器を火にかけ、冷却水の温度管理(32度~34度)をしながら、
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15分ほど待っていると、
裏側から、蒸留水がぽとぽと出てきます。
もう部屋中が、甘くてさわやかなローズゼラニウムの香りに包まれて、
しあわせ~~!!
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天然水1リットルに対し、約400mlのフローラルウォーターできます。
ビーカーの上の部分に、オイルが浮かんでいるのが見えるでしょうか?
これ、精油(エッセンシャルオイル)なんです。
つまり、アロマテラピーで使われる精油は、
このように、水蒸気蒸留法で作ったものなんですね。
そのときにできた蒸留水は、フローラルウォーターと呼ばれ、
これにも、同様の効果があるといわれています。
凄いでしょう
自家製精油入り、フローラルウォーターを手作りしちゃうんですから。
しかも、生活の木やニールズヤードなどの大手メーカーで販売している
フローラルウォーターよりも、何倍も香りが良いのです。
手間暇かけて、愛情たっぷりに作るからこそでしょうね。えへん!
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できた精油入りフローラルウォーターは、
ペットボトルに入れて、冷蔵庫保存すれば、
約1年間、持ちます。
ローズゼラニウムには、抗菌作用があるからです。
このようにして、私は、
基礎化粧品を手作りしているのです。
私の基礎化粧品は、
フローラルウォーターの化粧水と精油ネロリ入りブレンドオイルの
防腐剤無添加、完全天然化粧品なのです。
ローズゼラニウムのスピリチュアル小話
アロアテラピーで、最も有名な精油は、ラベンダーです。
ラベンダーにも、気持ちをリラックスさせ、イライラを楽にする作用があるのですが、
同じような鎮静作用を持つローズゼラニウムとの使い分けがあります。
感情が理性や意識を圧倒するようなタイプの人には、
ラベンダーが適するのに対し、
理性が感情を否定するタイプの人には、
ローズゼラニウムが向いているといわれています。
面白いでしょう?
実際、どちらの香りが好みかで、
その人のタイプが想像できたりします。
さて、皆さんは、
どちらの香りがお好みでしょうか?
が、しかし、私は、どちらの香りも大好きで
その時の状況に合わせて使い分けています。
まとめ
今回は、アロマテラピー的観点からのローズゼラニウムのご紹介でした。
さわやか墨彩画教室は、
ただ墨彩画の描き方を学ぶだけでなく、
このような植物の不思議な力についても、
随時、お話していきたいと思いますので、
今後とも、どうぞよろしくお願いします。
今回は、ここまでです。
最後まで、ご覧いただきありがとうございました。
次回、またお会いしましょう。