描い
F6 水墨画「朝日に輝く葡萄」水彩紙 2019年製作
亡き友人は、脳腫瘍に侵されながらも、数年間の闘病生活に耐え、最後まで勇敢に笑顔で闘った。
何故、そんなに強かったのだろう。
死への不安や恐怖はあっただろう。あったはずだ。
しかし、意識が無くなる最後の最後まで、全く普通と変わらず、笑顔で過ごされたとのこと。
ご主人とたくさんの会話をし、お互いに、「幸せだったね」と語り合ったそうだ。
友人は、自分のことより、家族の幸せを念じていたからこそ、最後まで笑顔でいられたのだろう。
もし、自分が、つらそうにしていたり、不安にしていたら、家族が悲しむことだろう。と思ったにちがいない。
人を強くするのは、まわりへの深い愛なのだろう。
そんなあなたを心から尊敬します。
あなたに出会えたことに、心から感謝します。
朝日に輝く葡萄を見るたびに、あなたを思い出す。
私も、あなたの強さを見習いたいと思う。