【墨彩画とさわやか心の育て方講座】 忙しい時の時間の作り方について解説します。

水墨画 蓮の花2

こんにちは。

墨彩画家でセラピストの

桂颯(けいそう)です。

皆さんは、現在、
どんな生活を送っておられるでしょうか?

このサイトを

ご訪問くださったということは、
墨彩画や絵画に

興味をお持ちの方ですよね。

でも、
仕事や家事、子育てや介護など、
毎日毎日、目の前の雑用に追われて、
なかなか絵を描く暇がない。
時間に余裕がないと感じておられる方は、
多いのではないでしょうか?

 

あるいは、忙しすぎて、
心のどこかで、満たされない想いや
将来への不安、

わけのわからないイライラ感を
感じておられませんか?

もし、そういう状態に思い当たるのであれば、
ぜひ、今回の講座をご覧ください。

 

一度、立ち止まって、
ご自分を見つめる時間が必要です。

今回は、
そういう悩みを抱えている方が、
自分を見つめなおし、

心に余裕が持てるようになるための方法や
具体的な時間の作り方について

解説したいと思います。

 

目次

私を変えた一言

実は、私自身が、10数年前まで、
仕事と家事をこなす兼業主婦で、
いつも時間に追われる生活を送っていました。

 

子育てや介護をやり終えて
ほっとしたのもつかの間、
なんとなく、やりがいを求めて、
地域の民生委員をしていたからでしょうか?

あまりに忙しすぎて、家事が滞り、
とうとう、自宅にゴキブリを

大発生させてしまう始末です。

 

忙しくても、

心が充実しているなら満足ですが、
私の場合は、

いつも焦り感や満たされない想いを
抱えていました。

 

何かが足りない。
何かが欠けている。

 

そんなある日、
偶然、立ち寄った田舎の小さな美術館で、
小学生が描いた馬の絵を見て
とても衝撃を受けたのです。

なんと、画面いっぱいに、
馬のお尻だけが描かれていたのです。

なんという大胆さ。
なんというおおらかさ。

何かが、すこーーんと抜けるような快感を
おぼえました。

 

近くには、プロの画家が描いた作品も
数多く展示されていたのですが、
私は、その小学生の絵に

一番感動したのでした。

何故、こんなに感動するのだろう?

 

小学生の素直な心は、
技術や知識を越えて、
人に訴えかけてくる力があるんだ!

美大を出ていなくても、
私にも、こんな絵が描けるかもしれない。

否、
心がさわやかになるような絵を描きたい!

と思ったのです。

でも、毎日毎日、忙しくて、
どこを探しても、絵を描く時間など取れません。

友人に、ふっと、愚痴を漏らしたんですね。

「絵を描きたいけど、時間がない」と。

すると、
友人が言ったのです。

「もし、明日、死ぬとしたら、
絵を描かないままでいいわけ?」と。

私は、その一言で、
ひらめくように、
「絵を描こう」と決心したのです。

明日、死ぬとしたら・・・

「明日、死ぬとしたら?」という言葉を

一度、本気で、

自分に問うてみることは必要です。

 

私たちは、必ず、いつか死を迎えます。

普段、考えないでいるだけで、

例外なく、致死率100%なのです。

 

だからこそ、一度、立ち止まって、

自分を見つめる時間、

「本当に、今のままでいいのか?」と、

一度、自分をリセットして、

考える時間を持つことが

必要なのではないでしょうか?

 

死の床についたときに、

後悔することがないよう、

生き方を見直す必要があるということです。

 

私たちには、社会的に役目があります。

家族の中では、

親としての役目、妻としての役目、
会社の中での役目、

地域活動での役目など。

どれも、生活をしていく上で、

欠かせない重要な役目です。

しかし、
自分の本当の心を

見つめてみたことはあるでしょうか?
自分の心の声に

耳を傾けたことはあるでしょうか?

役目とは異なる
自分が本当にやりたいことです。

それを一番、わかりやすくする言葉が、

「もし、明日死ぬとしたら?」

あなたは、何をやりたいでしょうか?

スティーブ・ジョブズの言葉

iPodやMacで有名なアップルの創設者、
スティーブ・ジョブズも、
スタンフォード大学の卒業祝賀スピーチで
述べています。

「もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、
今日やる予定のことを
私は、本当にやりたいだろうか?」

 

ジョブスは、33年間、毎朝、鏡を見て、
自分に対して、
「もし今日が人生最後の日だとしたら・・」

と問い続けたそうです。

ガンジーの言葉

また、
インド独立の父と言われた
マハトマ・ガンジーも、

同じようなことを述べています。

「明日死ぬかのように生きよ。
永遠に生きるかのように学べ」と。

Live as if you were to die tomorrow,
Learn as if you were to live forever.

つまり、
悔いなく生きるためには、
「明日、死ぬとしたら?」と
一度、自分を見つめなおすことが

どうしても必要なのです。

15分を確保する

私には、

自分が悔いなく生きるためには、
どうしても絵を描く時間が

必要だと思いました。

 

絵を描くことだけに限りません。

ボランティア活動でも、

山登りでも、ガーデニングでも、

なんでも良いのです。

 

そして、やりがいのあることを見つけたら、

明日に伸ばさないで、

即実行です。

 

 

実行は、簡単です。

だれにとっても、24時間は同じ。

忙しい毎日の生活の中で、
最初に、強制的に時間を確保すればよいのです。

 

1時間とか2時間となると

無理かもしれませんが、
15分なら、できると思いませんか?

 

えっ?
たった15分なの?

そうなんです。
15分でいいのです。

自分のための時間を確保するということが
大事なんです。

クリエイティブな作業は、

早朝が良いとされるので、

私は、早朝、
絵の時間を確保しました。。

私は、朝型人間なので、
早起きは苦でないのですが、
夜は、まるでダメだからです。

夜型人間の人は、
夜に、絵を描く作業を取ると

良いかもしれませんね。

まずは、負担なく、
疲労を感じずに
確保できる時間を15分だけ、

見つけてください。

大事なことは、
自分が最もやりたいことを
毎日、やっているという達成感に
価値があるのです。

人は、
これだけで、
とても、さわやかな気分になれます。

習慣化する

わずか15分、
されど15分。

この15分が積み重なれば、
1週間で、105分=1時間45分です。
1か月で、7時間30分。
1年で、約91時間です。

凄いと思いませんか?

毎日、猫のスケッチをしているだけでも、、
かなり上達します。

なので、
この15分を毎日、習慣化してください。

最初から、大きな目標を立てると、
途中で挫折します。

だから、一日15分、いや10分でもいいのです。

自分にとって大好きな時間を、
毎日、確保しましょう。

この習慣を積み重ねていけば、
1日30分、1時間、、
あるいは週末に3時間と増やしながら、
画力を高めていくことができます。

数年後、
あなたは、確実に上達しています。
今と全く違っている景色を

見ていることでしょう。

 

何より
自分の最もやりたいことを
やれている自分に

満足感が得られるはずです。

 

一日のスケジュールを立てる

とはいえ、
私たちが果たしている

社会的な役目も大切です。
その役目ときちんと

折り合いをつけていかないと、
せっかく、15分の時間を確保しても、
あっという間に、

奪われてしまうからです。。

そこで、
1日のスケジュールを

立てることをお勧めします。

私は、以下のように、

5時~ ヨガ、庭仕事
6時~下絵描き、
7時~朝食準備
8時~

などのように、1時間単位で、

計画を立てていき、
うまくできたら、

斜線を引いて消していきます。
時間内にできなくても良いのです。

一応、スケジュールを立てていると、
時間を無駄にしなくなりますし、
毎日の習慣化に役立ちます。

メモ書きの勧め

また
家事ノートのようなものを別に作っておいて、
月単位で、
項目ごとに計画をたてておきます。

〇月、庭仕事 東側の草引きと紫陽花剪定、
メダカの鉢掃除、
台所、ゴキブリ対策、冷蔵庫整理
こうして、やらなくてはならないことを
可視化しておくことで、
頭の中がすっきり整理されます。

このように、
ペンを動かして、メモ書きすることが
大事なのです。

メモ書きのメリットは、
自分の置かれている状況の中で、
やれること、
やれないことを
客観的に理解できるようになることです。

私は、この方法で、
焦り感をなくすことができました。

而今(にこん)

これは、禅語で、
「今のこの瞬間は二度と返ってこない。
この瞬間を生ききることが大切だ」

という意味です。

今日、一日を精いっぱい生きる

と覚悟を決め、
スケジュールをさくさくこなしていくと、
心は充実して

とてもさわやかな状態になります。

 

人は、

考え方やものの見方を

ちょっと変えるだけで、
世界ががらりと変わってきたりします。

みなさんも、
ぜひ、お試しくださいね。

墨彩画の紹介

水墨画 蓮の花2

 

 

墨彩画 「蓮の花」

無心に咲いて、散っていくお花は、

ただただ、毎日を生ききっています。

そんな厳しくも美しい植物の姿に、

私は、いつも励まされ、癒されるのです。

まとめ

今回は、
忙しい時の時間の作り方をテーマに、

明日、死ぬとしたら、

スティーブ・ジョブズやガンジーの言葉、

禅の而今(にこん)について、

15分の時間を確保して、習慣化する、

一日のスケジュールを立てる

メモ書きをするメリットなどについて、

お話しました。

いかがだったでしょうか

今回はここまでです。

最後までご覧頂きありがとうございました。
次回、またお会いしましょう。