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こんにちは。
墨彩画家でセラピストの桂颯(けいそう)です。
前回は、
「墨彩画はじめの一歩 ①画材をそろえよう!」で、
基本的な画材や道具の揃え方をご説明いたしました。
画材の準備はできましたか?
さて、今回から、
いよいよ筆を使った実践編となります。
「墨彩画はじめの一歩 ②筆になれよう!」
では、筆に慣れるための手順として、
以下の内容で、解説していきます。
墨のすり方
筆の扱いについて
筆づかいの方法
墨彩画の下絵描き
墨彩画を描く手順
次回講座、
「墨彩画はじめの一歩
チューリップを描こう!」の前段階で、
とても役に立つ内容ですので、
しっかり学習してくださいね。
目次
墨のすり方
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硯に数滴の水を垂らして、墨をすります。
墨は硯に対して垂直に、ゆっくり円く回しながらすります。
![](https://keisou11.com/wp-content/uploads/2021/04/IMG_5718-300x200.jpg)
筆の扱いについて
![](https://keisou11.com/wp-content/uploads/2021/04/IMG_5677-2-scaled.jpg)
未使用の筆を使うときは、
キャップを取り、きれいな水につけておきます。
しばらくすると、筆先が軟らかくなってきますので、
糊を洗い落としてから使いましょう。
キャップは捨てて構いません。
使用後にキャップをはめると、筆を傷めてしまいます。
使い終わったら、
きれいな水で汚れを洗い落とし、水気を取り、
形を整えてから、筆を立てておきます。
(筆立てやコップを利用するとよいでしょう)
描いている途中で、筆の水分をとる場合は、
布巾やティッシュペーパーを使います。
筆づかいの方法
![](https://keisou11.com/wp-content/uploads/2021/04/IMG_5684-2-2-scaled.jpg)
筆づかいには、
大きく「直筆」と「側筆」の2種類があります。
直筆は、筆を立てて描く方法で、
主に線を描く時に用います。
側筆は、筆を寝かせて描く方法で、
主に面や太い線を描く時に用います。
まずは、練習用紙に、
筆を使って、描いてみましょう。
直筆
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側筆
直筆は、
墨彩画の下絵を描くときに使う方法ですので、
ここで少し練習をしておきましょう。
墨の濃さ、筆への水の含ませ度合で、
描く線は、随分変わってきますね。
墨のすり方が少ないと、
墨の濃度は薄くなりますし、
筆への水の含ませ方が多いと、
線はうすくにじみやすくなります。
いろいろ試して、
すっきりとした線が描けるようになるまで、
練習しましょう。
墨彩画の下絵描き
![](https://keisou11.com/wp-content/uploads/2021/04/IMG_5663-2-scaled.jpg)
うまく描けるようになったら、
次回講座で用いるチューリップの下絵を
面相筆で練習してみましょう。
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墨彩画を描く手順について
![](https://keisou11.com/wp-content/uploads/2021/04/IMG_5603-2-scaled.jpg)
墨彩画には、
さまざまな描法がありますが、
この「墨彩画はじめの一歩」では、
初心者でも、簡単に
しかも失敗なく描ける方法を
ご紹介していきます。
描く順番は、
1,スケッチブックに鉛筆で下絵を描く
2,下絵をはがきに転写する。
3,転写した絵の上から、面相筆で線描きする
4,線の内側を彩色する
という流れとなります。
もし、練習の成果で、
チューリップが面相筆で、自由に描けるようであれば、
上記2の転写の工程を省き、
はがきに直接、面相筆で線描きしてもかまいません。
まとめ
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今回は、
「墨彩画はじめの一歩 ②筆に慣れよう」というテーマで、
墨のすり方、筆の扱い方や基本的な筆法、
直筆を用いた墨彩画の下絵描き、
墨彩画の描く手順について、解説いたしました。
さあ、いかがでしたか?
筆の扱いに慣れましたか?
もし、今、うまく筆が扱えなくても、全く心配いりません。
この墨彩画教室でご紹介する
さまざまなお花を描いていくうちに、
いつのまにか、上達している自分に気づくはずです。
さあ、いよいよ、次回から、
墨彩画で、チューリップを描いていきます。
チューリップが自分で描けるようになったら、
お花の色を赤、黄色、白、橙、紫色と、
自由に変えて楽しむことができます。
色とりどりのチューリップの墨彩画のはがき絵で、
お部屋を明るく飾ってみませんか?
では、今回はここまで。
次回、また、お会いしましょう!