【墨彩画の参考資料】描きたくなります! 美しく迫力満点の関之尾滝をご紹介

こんにちは。

墨彩画家でセラピストの

桂颯(けいそう)です。

 

滝は、心を浄化する作用があり、
私の大好きなモチーフです。

 

滝を描いていても、

気持ちがすがすがしく

浄化されていくような

気がするからです。

 

私は、もともと滝が大好きで、
これまで、

華厳の滝、払沢の滝、袋田の滝、

七つ滝、白ひげの滝、那智の滝、

飛龍の滝などなど、

訪れていますが、

この関之尾滝が一番好きかもしれません。

 

関之尾の滝

桂颯作  水墨画「関之尾滝」 F20号

初めて、この滝を見たとき、
あまりの美しさと迫力に圧倒され、
すっかり魅了されてしまいました。

 

最近、
再び、関之尾滝を訪れる機会があり、
写真をたくさん撮ってきましたので、

今回は、
皆さんにも、
「墨彩画の参考資料」として
「関之尾滝」をご紹介させて頂きますね。

目次

関之尾滝について

関之尾滝は、
日本の滝百選にも選ばれている名瀑で、
霧島ジオパークのジオサイトです。

ジオパークというのは、

ジオ(地球)に関わる、

地層、岩石、地形、火山などを含む

自然豊かなパーク「公園」のことで、

 

ジオサイトは、

そのジオパーク内での「見どころ」のことです。

 

霧島ジオパークは、
宮崎県と鹿児島県にまたがる
20あまりの火山群、霧島山を

中心とした地域にあります。

 

関之尾滝は、
そのジオサイトの中の一つなんですね。

 

関之尾滝は、
大淀川の支流、庄内川にあり、

幅40m、高さ18mにも及ぶ大滝、

木々の間から流れ落ちる男滝、女滝の
3つの滝からなっています。

 

関之尾滝の所在地

宮崎県都城市関之尾町6843-20

交通アクセス
(1)西都城駅からバスで25分
(「霧島神宮」行き「関之尾滝」下車)
バス停から徒歩3分
(2)都城 ICから車で20分
駐車場から徒歩2分

 

関之尾滝のつり橋

滝の前にはつり橋がかけられ、

滝を間近に見ることができます。

 

このつり橋の上から、

たくさんの赤とんぼを

見ることができましたが、

映っていませんねえ。

 

 

関之尾甌穴群

滝の上流にには、
長さ600m、最大幅80mにわたって、
甌穴群(おうけつぐん)がひろがり、
国の天然記念物に指定されています。

甌穴とというのは、
岩盤のくぼみや割れ目が、
水の流れに侵食され

成長したものだそうです。

 

残念ながら、

今回は、時間がなくて
甌穴群の写真を撮れませんでした。

 

関之尾滝にまつわる悲恋物語

今から約650年前、

時の都城主、北郷資忠が家臣を引き連れて、

ここで月見の宴を行いました。

この宴に

庄内一の18歳の美女、お雪が呼ばれ、
殿様にお酌をしますが、

緊張のあまり酒をこぼしてしまいました。

それを苦にしたお雪は、

宴が終わった後、

滝つぼに身を投げてしまったのです。

お雪の恋人経幸(つねゆき)は、

日夜嘆き悲しみ、
槍の穂先で滝右岸の岩盤に、

「書きおくも 形見となれや 筆のあと
又あうときの しるしなるらん」

と刻み残し、
姿を消したとのこと。

なんと、今でも、

7月第三土、日曜日に
「おゆき祭り」という供養祭が

催されているようです。

祭りの当日は、

腰元風の衣装をきた女性5人が

滝のしぶきを浴びながら、

滝の上の岩座から

鎮魂・供養の朱盃を流すそうです。

実話だったんでしょうね。

まとめ

今回は、私の大好きな名瀑、

「関之尾滝」をご紹介させていただきました。

 

いかがだったでしょうか?

今回はここまでです。

最後までご覧いただき、

ありがとうございました。

また次回、お会いしましょう。