【顔彩で描く絵手紙シリーズ】紫木蓮の描き方:木蓮に学ぶ生き方とは?

こんにちは。
墨彩画家でセラピストの桂颯(けいそう)です。

今回は、「顔彩で描く絵手紙シリーズ」として
紫木蓮の描き方をお届けします。

まるで、上質の紫色のドレスを纏った貴婦人のように
気高く、凛と上を向いて咲く紫木蓮。

わたしは、いつも出会うたびに、その美しい姿に、
見惚れてしまうのです。

紫木蓮の美しさを描きたいのであれば、
やはり、その立ち姿を端然と描かなくてはならないでしょう。

ほんの少しの線のずれでも、印象が変わり、
だらしのない姿になってしまう気がします。

そこで、今回も、鉛筆で下絵を描きます。

花びら一枚一枚のすっきりと美しいカーブ、
お花下部の膨らみ、上部に向かっての広がり具合など、
下絵の段階で、何度もやり直しをしました。

「あなたは、本当に美しいねえ。どこから眺めても素敵よ。
その美しさの秘密を教えてね。」などと
語りかけながら、木蓮のお花の構成の規則性というか、
自然の神秘を教えていただく感覚で描きます。

今回の絵手紙の出来不出来は、
下絵で決まるとも思いますので、
しっかり、鉛筆で納得のいく線を探してくださいね。

まず、今回の絵手紙での、描くポイントを2つ説明し、
その後、描き方動画をお届けします。

動画は、全ての行程を省略せずに、使っており、
丁寧にわかりやすく作成していますので、
ご覧になれば、ほぼご理解いただけることと思います。

次に、紫木蓮の特徴や生態について
解説します。

お花を描く場合、ただその外観を見るだけでなく、
そのお花の生き方を知ることで
絵に対する想いが深まるからです。

木蓮は、最古の花木と言われていて、
なんと恐竜時代から存在していたのだそうです。

ロマンを感じますよね〜〜〜。

今回の絵手紙に書いた文章
「一筋に、まっすぐ生きていく」は、
木蓮の長い歴史に触発されたものです。

この文章に込めた意味について
お話ししますので、ぜひ最後までご覧くださいね。

描き方ポイント

お花の絵を描く場合、最も重要なことは、
そのお花のどこに感動したかということだと思います。

そのお花の華やかさに感動したのか、白い色に感動したのか、
清楚な姿に感動したのか!?

今回、わたしが、紫木蓮に心惹かれたところは、二つ。

一つは、その端然とした立ち姿です。

全く無駄がない、シンプルな形状でありながら
合理的に構成されている自然の神秘を感じるからです。

もう一つは、分厚い花びらの奥深い赤紫色と
若葉の鮮やかな緑との対比です。

どんなに頑張って色を使っても、
自然の美しさには、絶対敵いません。

つまり、描くポイントとは、
その二つの魅力をいかに表現するかということになります。

ポイント1 木蓮の端正な立ち姿を描くには、
美しく立っている実際の木蓮をお手本にして、
その姿を忠実に再現するしかありません。

自然の持つ美しい比率、黄金律を教えてもらうつもりで、
お花の形に向き合います。

撮影した木蓮の写真の中から、
最も心惹かれる画像から、お花を選び、
できるだけ忠実に、写生しました。

ポイント2 花びらと葉っぱの相性の良い色を選ぶ

24色ある顔彩の中から、どの色を選ぶからは、
重要です。

色の好みから、使う顔彩は限られてきますが、
混色すれば、表現は広がります。

花びらには、胡粉、燕脂、紫を
葉っぱには、若葉、絵皿に残った赤紫を使いました。

紫色のお花だからといって、安易に紫を使うのではなく、
お花に、華やかさと深みを持たせるために
混色し、濃淡をつけていきます。

また、この絵の春らしさを表現するのは、
お花と一緒に芽吹いている若葉を描くことです。

葉っぱの新鮮な明るい緑をお花と相性を良くさせるために、
若葉の中に、ほんの少しお花で使った赤紫色を混色しました。

描き方動画

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Youtubeの「桂颯」「さわやか墨彩画教室」では、

他にも、さまざまな描き方動画を

アップしていますので、お気軽にご覧いただけます。

そして、Youtube動画の詳しい解説は、

こちらのブログで行なっています。

つまり、両方をご覧になると、

しっかりご理解いただけると思いますので、

よろしくお願いいたします。

紫木蓮とは?

紫木蓮(しもくれん)は、モクレン科モクレン属の落葉低木です。

別名「マグノリア」とも呼ばれます。

卵型の大きな花びらを持ち、お花は上向きに咲き、
半開状態で咲きます。

お花の濃い赤紫色は、花びらの外側だけで、
内側は白または薄紅色〜薄紫色です。

原産地は中国。

開花時期は、3〜5月です。

同じモクレン科モクレン属で白いお花を咲かせる
「白モクレン」については、
以前、絵手紙講座「月夜に咲く白モクレン」で
ご紹介しましたね。

紫木蓮(しもくれん)の名前の由来

木蓮(もくれん)の花が、ハス(蓮)の花に
似ていることに由来します。

紫色のお花を咲かせる種類を、紫モクレン
白いお花を咲かせる種類を、白モクレンと言います。

木蓮の花言葉

「自然への愛」「崇高」「持続性」

花言葉の由来

「自然への愛」

色々な花が一斉に咲く春に、大きな紫色の花を咲かせ、
自然を謳歌しているように見えることが
由来と言われているのだそうですが、
正直、わたしには、よくわかりません。

「崇高」

これは、仏教に由来するのだと思います。
蓮の花に似ていることから、
木に咲く蓮」=木蓮と呼ばれています。

蓮の花は、泥の中から美しいお花を咲かせることから
昔から、「悟り」をあらわす仏教のシンボル
として親しまれています。

木蓮は、その蓮の花に似ているのですから、
「崇高」という花言葉になったと思われます。

実際、まっすぐ上を向いて、凛と咲いている木蓮のお花を見ると
「気高さ」「気品」のようなものを感じますものね。

「持続性」

これは、恐竜が生きていた約1億年前の地層から
化石が発見され、その当時から形状を変えていないことが
わかっていることに由来しています。

今回は、わたしは、このことに非常に感銘を受けました。

あの美しい木蓮の花は、
恐竜時代から変わらず咲き続けているということですものね。

そこで、今回の絵手紙には、
「一筋に まっすぐ 生きていく」という
文章を書いたのです。

文章に込めた意味とは?

春、ほぼ同じ時期にぱあっと咲く桜に比べて
地味に見える木蓮は、あまり目立たない気がします。

同じように、「墨彩画」という絵は、
油絵や水彩画、水墨画や日本画のように有名ではなく、
知られていない地味な分野かもしれません。

けれど、わたしは、顔彩や顔彩チューブで手軽に描ける
墨彩画にとても魅力を感じ、また大きな可能性を感じているのです。

顔彩で、どこまで美しいお花や自然が描けるか、
植物の持つ神秘をお伝えすることができるか、
わたしにとって、大きな挑戦なのです。

どんな絵であっても、上達するためには、
コツコツと気長な努力が必要です。

気負わず、毎日、淡々とお花や自然と真摯に向き合い
描き続けていくことが大切なのです。

「継続」こそが、強い味方なのです。

長い歴史を通して、
常に、上を向いて、凛と立ち上がって咲く
あの木蓮のように。

まとめ

今回は、「顔彩で描く絵手紙シリーズ」として
「紫木蓮の描き方」をお届けしました。

まず、描き方ポイントを2つ解説し、
わかりやすい描き方動画をご紹介しました。

次に、紫木蓮の特徴について解説いたしました。

恐竜時代からお花を咲かせていたなんて、
本当にすごいことですね。

そこで、触発されて書いた
「一筋に まっすぐ 生きていく」の
文章に込めた意味についてお話しました。

いかがだったでしょうか?

今回は、ここまでです。

最後までご覧くださりありがとうございました。

また次回、お会いしましょう。