ハガキ 水墨画「げんのしょうこ」 2020年作
ゲンノショウコは、下痢止めとして優れた効果があるといわれています。
その名前も、その効果が「現の証拠」というところに由来しているようです。
昔。四国の山奥の村に住んでいた祖母は、ゲンノショウコやドクダミなど、数種類の薬草を庭で育て、乾燥させ、缶に保管していました、
病院のない山奥では、こうした薬草は、腹痛や風邪など、家族のちょっとした不調を治すうえで重宝したにちがいありません。
うちでは、薬草というより、絵のモデルになってもらっています。
毎年、この小さな小さなお花が、お庭に咲き始めると、なんだか懐かしくうれしくなります。